3月19日あなたにとって、「卒業」はスタートですか?ゴールですか?
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| 開式を待つ式場 | ▲卒業生による階段アート |
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| ▲平和学習の学びの足跡 | ▲伝統の全児童生徒・教職員・保護者による歓送 |
東京でも桜の開花宣言が出された今日、3月19日。江東区立中学校・義務教育学校の卒業式がありました。私は、卒業式の朝になると、先生方はどんな気持ちで朝を迎えただろう?こどもたちはどんな思いで目を覚ましただろう?と、いつも思いを馳せます。卒業式は、学校行事の中でも特別な存在です。校長であった時もそうでしたが、6年生の担任をしていた時の緊張は、それは、それは大きなものでした。こどもたちも緊張していますので、朝から式の間もこどもたち一人一人の様子に気を配りながら、最後の授業でもある呼名をしっかりとやり遂げる…。そんな緊張の中でしたので、6年生の担任をしていた時には、卒業式で涙を流した経験はありません。他の学年を担当していた時には、もらい泣きをしてしまうことが多々ありましたが…。
有明西学園の卒業式に伺いました。今年度の卒業生は、前期課程の2年生、3年生だった、開校からの2年間をともに過ごした、私にとっても思い出深いこどもたちです。後期課程になり、新たな仲間たちとともに学園をリードしてきたこどもたちの成長ぶりを見ると、感慨もひとしおです。
井熊校長先生は副校長として、そして校長として、卒業生の成長を前期課程からずっと見てきました。式辞の中では、そんな井熊校長先生だからこそ分かり、伝えられる言葉がたくさんありました。有明西学園における9年生の卒業は、9年間の一貫教育の集大成であり、卒業生の姿そのものが教育目標「優しい人」、「学び深める人」、「挑戦する人」の具現化となっています。9年生の長崎への修学旅行は、教育目標の具現化の中でも大きなウェイトを占めています。式辞を聞いていて、生徒たちの修学旅行を核とした平和学習がとても素晴らしいものだったことがよく分かりました。
卒業生による答辞は、2人の代表生徒によるものでした。会場にいるすべての方々の心に、9年生の思いがストレートに伝わってきました。特に、後期課程になってからのAri-nishi Sports dayやAri-nishi Festivalへの取組やそこでの自分たちの成長、長崎での平和式典で自分たちの思いが被爆者の方、長崎の方々に伝わったと実感できたこと、先生方や家族への感謝の言葉等、すべてが飾りのないこどもたち自身の真の声でした。卒業に至るまでは決して順調ではなく、時に立ち止まり、時にぶつかることもあったこと、そのような中でもがきながらも成長できたことが、代表生徒の涙、聞いている9年生の涙からもよく分かりました。私も、前期課程から8年間有明西学園で学んできた小さかった頃を知っている2人の答辞に胸が熱くなりました。感謝の言葉の中では、後期課程の先生方への言葉はもとより、前期課程でお世話になった先生への言葉もありました。9年間を見据えて、すべての教職員がしっかりと成長を支えている有明西学園の良さを感じました。
私は、「教育」は、正解のない問いへの答えを「ともに」探し、生み出していく営みだと思っています。「卒業」は、その大きな節目です。ある新聞のアンケートで、「『卒業』はスタートか?ゴールか?」という質問があり、82%の人がスタートと回答していました。井熊校長先生が、式辞の中で、パリ・オリンピック・パラリンピックのテーマソングとして使用されたYOASOBIの「舞台に立って」の歌詞を紹介されました。卒業生たちは、まさに新たなスタートである舞台に立っているのかもしれません。歌詞を改めて見てみると、卒業生へのエールにもぴったりだなと思いました(興味のある方は検索してみてください)。
卒業生たちが、中学校・義務教育学校の「卒業」を振り返った時に、「終わり」ではなく、「始まり」だったと思えることを願っています。卒業生が、「みんな、かがやく!」未来をこれからも応援しています!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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