11月6日「教育長の学校日記」
「カーボンマイナスこどもアクション」で、世界を変えることに挑戦する江東区のこどもたち
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| ▲最優秀賞東川小おめでとう! | 【三大小】4年生の立派な発表! |
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| 【四砂小】みんなの協力で地球は変わります! | 【四砂小】ゲームの時間を減らすと… |
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| 【東川小】カーボンマイナスの取組の成果は | 【東川小】歌で思いを伝えます |
江東区の小学校・義務教育学校の5・6年生が6月の環境月間に取り組んだ、「カーボンマイナスこどもアクション」の表彰式がありました。毎年、「教育長の学校日記」でも紹介していますが、この「カーボンマイナスこどもアクション」は、平成20年度から続いており、こんなに熱心にCO₂削減に取り組んでいる児童たちは、世界中どこを見渡しても江東区以外にはいないと思います。
江東区は、令和3年7月に、2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素:CO₂)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ江東区」の実現を目指すことを表明しました。こどもたちのCO₂な取組を行っています。SDGs委員会を作っている学校もあれば、山を借りて毎年植樹をしに行っている学校もあります。江東区のCO₂排出量は業務部門、家庭部門が多く、事業所や家庭での削減が重要です。既に児童とともにCO₂削減に取り組んでいただいているご家庭もあるようですが、社会を含めた大人たちのCO₂削減への行動変容が重要であり、江東区ではその取組も進めています。
今年度「カーボンマイナスこどもアクション」最優秀校に輝いたのは、東川小でした。東川小は児童の参加率が100%で、1人当たりのCO₂削減量が33.2kgでした。優秀校として表彰されたのは、第一大島小、毛利小、深川小、辰巳小でした。表彰校はもとより、参加した約8,200人のすべての児童に大きな拍手を送ります!今回の総CO₂削減量は約197トンで、これは何と約22,000本のスギの木を植えたのと同じ効果があります。
今年度も表彰式後に、「カーボンマイナスこどもアクション」や環境問題等への取組について、児童が発表する場を設けました。「発表したい!」と手を挙げてくれたのは、第三大島小、第四砂町小、東川小の児童たちです。四砂小は2グループが発表してくれました。江東区では、「Speak UP!プログラム」というプレゼンテーション力を向上させる取組をしていますので、自分の思いを伝えること、スライドを作成することがとても上手ですし、こういうことにも進んで取り組める子が増えてきているのは、素晴らしいことです。
まず、三大小4年生の児童が「『カーボンマイナスこどもアクション』で気候変動について私達ができること」と題して、夏休みの自由研究で気候変動について考えたことについて発表してくれました。4年生とは思えないほど、内容も発表もとっても立派でした。今後の活躍、CO₂削減への取組がますます楽しみですね!
四砂小の最初のチームは、5・6年生で協力して、「私達の一歩は未来の千歩~カーボンマイナスに貢献しよう~」と題して、劇仕立ての発表をしてくれました。「みんなの小さな力が集まって、未来を明るくする大きな力になるの」という言葉がよかったですね。これから「カーボンマイナスこどもアクション」に取り組む下級生たちに見てもらいたい発表でした。四砂小の次のチームは、6年生の「カーボンマイナスHERO」でした。様々なカーボンマイナスの取組をHEROとして紹介してくれました。これまた、ナイスアイデアですね。発表の中で「ゼロカーボンシティ江東区」についてしっかりと説明していたのも素晴らしいですし、「自分たちの行動で世界は変えられる」という言葉もいいですね!
東川小は、6年生が「心から心へ」と題して、すべての学年の取組を紹介してくれました。そして、「カーボンマイナスこどもアクション」に取り組んできたことで、自分たち自身にも変化があったこと、「笑顔があふれた!」ことまで発表してくれました。何と、最後には歌まで歌ってくれました。堂々とした素晴らしい発表でした!
発表してくれた児童みんなに共通していたのは、みんなが明るく、前向きで、そして自信をもって取り組んでいたことです。先生方が、心理的安全性が確保されたよい環境を作られ、児童をしっかりと支え、導いてくださっている証拠ですね。ご指導に心より感謝いたします。「みんな、かがやく!」が、広がってきています!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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