6月18日「教育長の学校日記」
この「つぼみ」は、どんな花に?
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▲【1年算数】ちがいはいくつ? |
▲【3年道徳】きまりはだれのため? |
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▲【4年音楽】「白鳥」を聴いて |
▲【5年図工】凸凹を生かして |
八名川小学校を訪問し、4時間目の授業を参観しました。どの教室の授業でも、こどもたちが熱心に、それも楽しそうに学ぶ姿がありました。私は1時間の授業を、それも各クラス少しずつしか見ていませんが、先生方が授業に臨むにあたり、授業の準備にしっかりと取り組んでいたんだなということが分かりました。授業後には評価もしますし、理科や図工、家庭では片付けも結構大変です。授業にもよりますが、1時間の授業をするために、先生方はそれより多い時間、時には何倍かの時間をかけています。
これまでも私たち教育委員会では、そんな先生方が授業やこどもたちのためにかける時間をしっかりと確保すべく、人的支援の配置をしたり、DXを進めたりする等して、働き方改革に取り組んできました。こどもたちの「笑顔」を増やすためには、先生方が「笑顔」でなければなりません。本校の先生方の頑張りを見ていて、改めて、もっと働き方改革を進めるぞという思いを強くしました。本校は、本区初のコミュニティ・スクールであり、地域や保護者の皆様がしっかりと先生方を支えてくださっています。心より感謝申し上げます、ありがとうございます。江東区内では、本校のように温かく学校を支えてくださる地域や保護者の皆様がたくさんいらっしゃいます。働き方改革への一層のご理解・ご協力を、よろしくお願いします。
学習指導要領に示されているように、豊かな創造性を備え持続可能な社会の創り手となることが期待される児童に生きる力を育むためには、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組んでいかなければなりません。そのために本区では、各校でそれぞれ「授業スタイル」を確立し、授業改善に取り組んでいます。本校の「授業スタイル」は以下の通りです。
【八名川小学校「授業スタイル」】
①児童が「問い」をもって学習できるよう、授業の導入を工夫する。
②「つかむ→追究する→まとめる→いかす」の学習過程を基本とし、「児童が主役となる授業」を行うとともに、児童の「振り返り」を行うことで、主体的に学習に取り組む態度について自己評価する。
③ICTを効果的に活用する。
どの授業でも、八名川小学校「授業スタイル」を取り入れた工夫がありました。特に本校では、どの授業でも効果的に情報端末(Chromebook)を活用していましたし、こどもたちが当たり前の文房具の一つとして使いこなしていました。さすがです!そして、こどもたちの学びたいという思いに火をつけるためには、授業の「導入」が重要です。本校の「授業スタイル」には、そのことが位置付けられており、今日の授業でも先生方が導入の場面をよく工夫されていました。
木村校長先生の学校経営方針の「はじめに」には、次のようなことが書かれています。「こどもは、未来に向かって生きていく。成長過程にあるこどもには、計り知れない可能性が秘められている。その可能性にこども自身が気付き、こども自らが可能性を開いていくところに、こどもの幸福がある」その通りだなと思いますし、そんなこどもたちを育てていけば、こどもたちの幸福感、自己肯定感は高まっていくはずです。
今日、1年生は、国語で「つぼみ」という教材で学習をしていました。「いろいろなはなのつぼみをみてみましょう。」という文で始まり、あさがお、はす、ききょうのつぼみの写真が登場します。まさに、こどもたちの姿だなと思います。先生方は、こどもたち一人一人が望む、その子らしい花を咲かせられるように、いい環境をつくり、水をあげるタイミングも慎重に考えています。八名川っ子の個性豊かな、色とりどりの花が咲き誇ることを願っています。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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