7月11日「教育長の学校日記」
「#リスペクト」自分も他者も、一人一人を大切にする
![]() |
![]() |
【1年理科】「常温の水と高温の水があります」 | 【2年技術】端末、モニター、黒板の有効活用 |
![]() |
![]() |
【3年数学】ICTと直接対話の良さを生かす | ▲見ているだけでも心が落ち着く中庭 |
昨日までの猛暑が嘘のように涼しくなりました。こどもたちを校外で少しでも安心して活動させてあげられるのは、学校関係者にとっては喜ばしいことです。そんな暑さが和らいだ今日、有明中学校を訪問しました。
本校は、江東区初の施設一体型の小中連携教育校として開校し、今年度で15年目を迎えました。私は開校準備に携わっていましたので思い入れもありますし、訪れる度に当時のことを思い出します。開校を直前に控えた平成23年3月11日に、東日本大震災が発生しました。備品や消耗品等の搬入の遅れが生じる等、無事に開校できるか心配しました。準備も整い開校を迎え、初めて登校してきたこどもたちの姿、こどもたちを迎える先生方やお手伝いをしてくださった保護者の皆様、そして体育館で行った開校式での生徒代表の言葉等、今でも心に残っています。
今年度赴任された西川校長先生は、そんな本校の特色を生かしつつ、学校経営で大切にされていることを、笑顔で「『#リスペクト』です」と話してくださいました。学校経営グランドデザインには、その言葉の隣に「生徒、教職員が一人一人を大切にする」と記されています。ここが、本校の掲げる「#リスペクト」の重要なところです。「respect」という英単語の意味は何ですか?と聞かれると、多くの方が「尊敬」と答えると思います。しかし、いろいろと調べてみると、そもそも英語を母語とする方々にとっての「respect」の意味と、日本語の「尊敬」の意味が少し違うのではないかと感じます。
令和7年度学校だよりNO.1を見ると、さらに本校の目指す「#リスペクト」のことがよく分かります。学校だよりには、入学式式辞で西川校長先生が新入生に送った言葉「自分や他者を大切にする」について、式辞での話を引用し、次のように紹介しています。
「まず、『自分を大切にする』とは、自分の命を大切にするということです。自分を傷つけないこと。もし心や体に不安があれば相談をしてください。助けを求めることは、弱さではなく、一緒に前を向くための大切な一歩です。次に『他者を大切にする』とは、例えば、朝や帰りの挨拶をきちんとすること。友達が困っていたら、『大丈夫?』と声をかけたり、助けたり、寄り添ったりすること。また、相手と異なる意見があっても、『そんな考え方もあるんだな』と受け止め、理解しようとする姿勢も大切です。誰かを傷付ける言葉や態度は、周りだけでなく自分自身の心も曇らせます。相手を大切にする、つまりリスペクトし、優しい言葉づかいを心がけましょう。そのために、私は『#リスペクト』という標語を掲げたいと思います」
日本語の「尊敬」という言葉には、自分より優れた方や優れた行為等に対して使う傾向がありますが、本校の目指すところの「#リスペクト」は、本来人間が生まれながらに有する人権を尊重し、一人一人を大切にすることなんですね。そして、そこに優劣は関係ありません。本校独自の言葉だからこそ、「#」が付いている、私はそう理解しました。
授業を見ていると、生徒たちが主体的に学んでいる姿、友達と協働し話し合っている姿、先生が様々な工夫をして指導をされている姿、主事さん方が様々に気配りをされている姿等、生徒たちにも、先生方にも、主事さん方にも、様々ないい姿がありました。生徒たちが安心して学び、生活していく上で、そして教職員の皆さんが生き生きと働く上で、「#リスペクト」は欠かせません。SNSで、「#」が付いたキーワードが広がっていくように、本校の「みんな、かがやく!」様々な学びや活動において、「#リスペクト」が至る所に付けられ、本校のキーワードとしてさらに広がっていくことを期待しています!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください