11月15日「教育長の学校日記」
「力の限り、発展させていきます!」<周年記念式典④>
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| ▲5・6年「喜びの言葉」 | ▲6年 鼓笛演奏 |
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| ▲5年「六砂ソーラン」 | ▲1~4年「六砂の子」ダンス |
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| ▲バルーンリリース | ▲「ろくぴよちゃん」とバースデーケーキ |
第六砂町小学校の開校70年記念式典が行われました。私は、周年記念式典の際には早めに学校・園に行くようにしています。校舎・園舎内を歩いていると、式典をこれから迎えようとしているこどもたちや先生方の思いや学校・園の雰囲気、今日までの取組を感じることができるからです。
体育館に行くと、5・6年の児童が合唱の練習をしていました。「ふるさと」です。「うさぎ追いし…」ではなく、嵐の「ふるさと」です。2010年の紅白歌合戦で披露され、その後、東日本大震災の応援ソング、NHK全国学校音楽コンクール小学校の部の課題曲にもなった名曲です。六砂の子の真剣な表情と歌の素晴らしさはもとより、音楽の先生の児童の気持ちを高める声かけ、温かく見守っている担任の先生方を見ていて、自然と涙がこぼれてきました。
日下部校長先生が式辞で紹介されたように、本校は「芝生と俳句の学校」を名乗っています。緑の広い芝生、そして本校独自に俳句講師の先生を招いて行う俳句の取組は、今の本校の教育の大きな特色です。しかし、江東区に勤務して16年、「KOTO☆キッズながなわチャレンジ」の名付け親の私としては、「ながチャレの六砂」の印象が強いです。あの見事な技、最高記録は多くの方々の記憶に残っていることでしょう。本校のどんな取組を見ていても感じるのは、児童の素直さ、元気さ、「学校大好き」という思いです。
児童による「喜びの言葉」が始まりました。昭和31年に小名木川小から分かれ、貯木場跡地に本校ができたこと、様々な災害を乗り越えてきた地域の歴史、美しい桜並木の仙台掘川公園、そして大きく変貌を遂げた今…。児童の言葉で学校や地域の変化、感謝の思いが綴られていきました。そして、「これからも、私たちは手と手を取り合い、力の限り、この第六砂町小学校を発展させていきます」という力強い言葉とともに、「ふるさと」の美しい合唱が始まりました。涙をこらえるのに必死だったのは、言うまでもありません。
式典後、全校児童によるアトラクション、バルーンリリースが行われました。六砂小らしく、司会進行も含めて、すべて児童中心で行われました。6年生による鼓笛演奏、5年生による「六砂ソーラン」を中心とした表現、1~4年生による40周年記念歌「六砂の子」のダンス、青空に吸い込まれるように舞い上がったバルーン、すべてが参加された皆さんの心に残る素晴らしいものでした。児童の皆さん、ありがとう!
改めて、第六砂町小学校開校70周年おめでとうございます。開校70周年実行委員会、PTA、地域、教職員の皆様、ありがとうございました。本校はこれから、児童、先生、地域や保護者の皆様の思いを生かした新しい校舎に生まれ変わります。70年という歴史と伝統を受け継ぎながら、本校は未来に向かって新しい一歩を踏み出していくことになります。しかし、何年経っても、校舎が新しくなっても、ここが、みんなが愛する、いつでも戻って来られる「ふるさと」であることに変わりありません。次の80周年で、本校の児童は、何を語ってくれるのでしょう。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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