10月8日「教育長の学校日記」
子の「きらり」支える大人天高し
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【6年】話にひき込まれています! | 【3年】亀戸大根、しっかり育てよう! |
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【3年】句会が始まります! | 【音楽】みんな音楽が大好きです! |
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【年中】先生としっぽ取り、楽しい! | 【年長】さすがです、かっこいい! |
第二亀戸幼稚園・小学校を訪問しました。飯川校長先生が兼任園長をされている幼稚園と小学校を行き来しながら、たっぷりと授業や保育等の様子を見せていただきました。
授業開始前の朝の時間、6年生の教室では、「ニカメファンクラブ(本校の地域学校協働本部の名称)」の方々による読み聞かせ「おはなしころりん」が行われていました。6年生に合わせたセレクト、皆さんの上手な読み聞かせにより、6年生もひき込まれていました。1時間目の授業がしっとりと始められたのではないでしょうか。
亀戸地区の小・中学校は、亀戸大根作りに取り組んでいますが、3年生が亀戸大根の種まきをするために、畑の畝づくりをしたり、ゲストティーチャーの方から亀戸大根のお話を聞いたりしていました。さっそく畑に行ってみると、ここにもガーデニングを担当されている「ニカメファンクラブ」の皆さんがいらっしゃいました。本校が、地域とつながり、地域の皆さんに支えられている学校であることを改めて実感しました。
幼稚園に行くと、ちょうど好きな遊びをしていました。年長組では、みんなで作った白いお月見団子を先生と一緒に「味変」させている子がいました。「何味ですか?」と聞くと、「チョコあじにしてるの!」と教えてくれました。「みたらし団子や三色団子という発想はないみたいですね」と言いながら、担任の先生は三色団子に「味変」させていました。
幼稚園は土曜日が運動会、幼児たちは気合いが入っています。玉入れの練習では、1回戦に勝った赤組さんが、上手に入れる方法を白組さんに教えてあげる場面がありました。競い合いながら高め合う姿、いいですね。2回戦は何と白組が僅差で勝利、そして片付け競争の3回戦は赤組の勝利でした。玉入れの後、年長組は幼児の提案で、ダンスの練習をすることに…。先生が笛を吹いたり、声をかけたりしなくても、とても上手に踊ることができました。「手がピーンと伸びていて、かっこよかったよ!お家の人に見てもらいたいね!」と先生にほめられると、「みせた~い!」、「たのしみ~!」と声が上がり、最後にはみんなで、「がんばるぞ~!お~!」と声を上げました。運動会当日、きっとご家族の皆さんがほめてくれることでしょう。年長組、年中組のみんな、頑張ってね!
ちなみに、今日は未就園児の定期的な預かり事業「あずかーる」の実施日でした。4名の先生方が5名の子一人一人に寄り添った保育をされていて、とっても優しくて温かな空間でした。自分の思いを自分の力で叶えたときのこどもたちの笑顔、とっても素敵でした。
学校に戻って、本区の俳句講師による出前授業を参観しました。本校は俳句教育にも熱心で、校内には児童の俳句がたくさん掲示してあります。何と昨年度の「きごさい俳句大会」では、学校賞を受賞しました。おめでとうございます!秋の俳句作りに取り組んでいた3年生の句会にお邪魔すると、みんな上手で驚きました。講師の先生が、「俳句は短い言葉の絵」と児童に話されていましたが、そんな一瞬を切り取ったような俳句がたくさんありました。「秋の葉がポッケにぐしゃっとはいっている」、「わになってどんぐりごまでしょうぶする」、「秋高し本気で走るおにごっこ」、「秋の風エアコンよりも寒い朝」…。お見事!
5年生の俳句の授業では、どんどん俳句を作っていく児童たちに講師の先生が、「ちょっとレベルの高い俳句に挑戦してみる?」と声をかけました。「やりたい!」という児童の反応を受けて、講師の先生が黒板に「生きるとは」と書きました。これは、難しい!と、私は思ったのですが、児童は生き生きと俳句を作っていきます。「生きるとは自分の決意金木犀」、「生きるとは自分のあやまち正すこと」、「生きるとは好きをおいかけ運動会」、「生きるとは人の自由だ彼岸花」…。児童たちの感性、素晴らしいですね。私たちが俳句教育を進める理由の1つに、「俳句は、どの子も『きらり』と輝ける」ということがあります。今日もたくさんの「きらり」に出会えることができました。
二亀幼・小の「きらり」輝くこどもたち、その輝きは先生方のこどもたちに寄り添う指導とチームワーク、そして地域の皆様の支える力の賜物ですね。二亀の子亀、親亀に「あっぱれ!」です。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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