2月18日「教育長の学校日記」
児童が「ともに」高め合う姿が、ここにある!
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| ▲「便利なAIに頼り過ぎてはいけない」 | ▲感想や質問もしっかりと伝えます |
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| 【国語】グループで考えを伝え合います | 【国語】積極的に意見交流もします |
第二辰巳小学校で、6年生が定期的に行っている、自分の考えをみんなの前で発表する「スピークアップ集会」があると聞いたので、朝から学校に向かいました。
校門で、新貝校長先生と登校してくる児童を迎えました。遠くから手を振りながら満面の笑みで登校してくる児童、元気な声で挨拶をする児童、挨拶の言葉より先に「校長先生~、あのさあ~」と話を始める児童、私の方をいぶかし気な表情で見つめながら徐々に近寄って来て名札で誰かを確認する児童、ちょこっと会釈をしながら遠くを通過していく児童、校門横の畑で友達が登校してくるのを待っている児童…。登校してくる児童たちは、それぞれにいろんな思いを抱えながら登校してきます。朝のスイッチが入る場所は、人それぞれです。そんな、一人一人の児童をその子に応じて、しかしすべてを笑顔で迎える新貝校長先生。「明日が待ち遠しい学校」を掲げる本校の朝の校門は、それぞれのワクワク感が交差する素敵な空間でした。
本区の様々な施策を、こども主体で学習に生かす「カリキュラム・マネジメント」に取り組んでいる本校。Challenge Wednesday発表集会や江東ブランドの学習も本区の施策を生かした取組ですが、6年生が取り組んでいる本校独自の「スピークアップ集会」は、本区が進めるこどもたちの話す力の向上に取り組む施策を受けて行っているものです。大事にしているのは、自分の考えを明確にして、その考えを原稿を読むのではなく、自分の言葉でしっかりと届けること(プレゼンテーション)です。
今回の「スピークアップ集会」のテーマは、「授業で考えたこと」で、国語の説明文「『考える』とは」と理科の「地球に生きる」を取り上げた4人が話をしてくれました。国語の授業から考えた2人は、AIとの付き合い方に関する自分の考え、考えることと悩むことの違いについての考えをしっかりと論立てて話してくれました。理科の授業から考えた2人は、環境を守るための行動を継続していくことについての考え、電気を作ることと二酸化炭素の発生や電球をLEDに替えること等、環境を守ることについての考えを、具体的に話してくれました。
4人が原稿も見ずに、参加した5・6年生の児童にプレゼンテーションする姿は見事でした。そして、そのプレゼンテーションを受けて、聴いていた児童が必ず感想や質問等を述べることができるのも素晴らしいと感じました。自分の思いを自分の言葉でしっかりと届けること。その良さや大切さを児童が理解していて、友達の話す姿を見て、さらに自分も工夫をしていく。まさに、児童同士が互いを高め合っている姿だなと実感しました。本校の先生方の上手な働きかけ、仕掛けがあってこそできることで、これこそ学校教育の力です。
集会が終わった後に、6年生の国語の授業を参観しました。立松和平さんの「海の命」の学習でした。素晴らしい授業でした。児童が立てた問い「瀬の主をうたなかったとき、太一はどのような心情だったのだろうか」に向けて、これまで学習してきた読み方を生かし、複数の文や場面を手がかりにして、さらに友達と意見交流をしながら学習を深めていきます。そして、ゴールは「自分が納得できる考え」です。そう、一つの答えを見出すわけではありません。国語は、すべての学習のベースになります。「スピークアップ集会」のベースもここにありました。自分の考えをもち、それを自分の言葉で述べること、友達の意見を聞き合い理解を深めること等を日頃から積み重ね、児童同士が高め合っているからこそ、あの立派なプレゼンテーションにつながるのです。
教室には、卒業まであと22日とありました。本校のこどもたち、先生方の挑戦する姿に大きな拍手を送るとともに、6年生の「みんな、かがやく!」未来にエールを送ります!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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