7月7日「教育長の学校日記」
七夕のこどもたちの声や願いにこたえる
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【6年】砂町小伝統の金管鼓笛隊 | 【6年】「皆さんには幸せに生きる権利がある」 |
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【1年】七夕に願いを込めて | 【5年図工】コマ撮りでアニメ-ション制作 |
「江東区こどもの権利に関する条例」が施行されて3か月。私たち教育委員会では、こどもたちの声を聴く取組を積極的に行っています。6月28日、7月5日には、江東区の小・中学生世代のこどもたちに集まってもらい、「こども教育委員会」を開催し、よりよい学校生活を送るための様々な意見を発表してもらいました。また、七夕の時期でもあるので、小学校の仲よし学級やブリッジスクールに通うこどもたちには、短冊に願いごとを書いて飾ってもらう取組もしています。さらに、来週16日には、江東区議会の議場を使って、全区立中学校・義務教育学校の生徒会による「こども議会」も開催する予定です。こどもたちのたくさんの意見は、現在策定作業中の「(仮称)教育推進プラン・江東(第3期)」に反映させたり、学校や区役所の関係部署等に直接届けたりしていきます。
そして、今日は七夕です。それも令和7年ということで、7が3つ並ぶ珍しい日です。そんなラッキーな日に、砂町小学校を訪問しました。砂町小では、6年生のこどもたちから、「社会の政治の学習の一環として、私に質問をしたい」、そして「伝統の金管鼓笛隊の演奏を見てほしい」という声をいただいたので、喜んで学校に向かいました。開校134年の歴史がある本校ですが、現在6年生が全員で取り組んでいる金管鼓笛隊も50年以上続いている本校の伝統であり、6年生にとっては誇りでもあります。今日は、パート毎の練習から、「聖者の行進」、「黄色いリボン」の演奏を見せてもらいました。担任の先生によると、今年度の6年生は、先輩たちからのバトンを引き継いで以降、とっても意欲的に取り組んでいるとのことで、そのこどもたちの思いも心に響きました。
6年生からの質問は、教育長の仕事や区の取組、学校施設、Chromebook、給食や学校のルール等、多岐にわたりましたが、時間の許す限り回答をしました。6年生のこどもたちには、こうやって自分たちの意見を述べることはとても大切なことであり、「江東区こどもの権利に関する条例」にもこどもの権利として保障されていること、そして私たち、区やおとなはこどもたちの思いを受け止め、実現できるように頑張っていかなければならないということを話しました。6年生の皆さん、もし、まだ聞きたいことがあったらまた質問してくださいね。そして、ぜひ江東区のことも、いろいろと調べてみてください。それから、学校のルールや給食のこと等、自分たちで意見を出して変えていくことにもチャレンジしてくださいね。私たちは皆さんのことを全力で応援します!
私からも、6年生のこどもたちに、「『砂町小のよいところ』を教えてください」と、質問してみました。「先生がやさしい」、「歴史がある」、「みんな元気がよくて、楽しい」、「あいさつがいい」、「先生の授業が分かりやすい」等、たくさんの砂町小のよいところが出てきました。その後、すべての学年の授業も見せてもらいましたが、どの学年でも先生、講師や支援員の方々がこどもたちに寄り添って対応をするとともに、授業を工夫されていて、6年生のこどもたちが砂町小のよいところに、「先生」、「授業」をあげているのも納得です。
また、「江東区民まつり・砂町地区祭り」で会えるのを楽しみにしています!
そして今日は、江東区議会第2回定例会の最終日で、午後に本会議がありました。企画総務委員会が開催されるため議場を出ると、区内巡りで庁舎見学に来ていた明治小学校の3年生のこどもたちにばったり会いました。せっかくなので、即席質問タイムとなりました。庁舎のこと、議会や選挙のこと等、急なことだったのに、たくさん質問できた3年生立派でしたね。明治小の改修工事のことも江東区議会で話し合って決めたんだよと話したら、こどもたちはびっくりしていました。ここでも、こどもたちに「江東区こどもの権利に関する条例」の話をし、皆さんには意見を言う権利があり、その方法等も伝えました。
令和7年7月7日という特別な七夕の日、たくさんのこどもたちの声や願いを聴くことができました。また、本日の本会議では、「小学生がもっと区で楽しめるように、そして健康でいられるための陳情」も付託されました。私は、ブリッジスクールの七夕飾りに、「みんな、かがやく!」と書きました。七夕の夜空に願いを届けたいと思います。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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