5月12日「教育長の学校日記」
カナダ短期留学の結団式を行いました
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▲結団式の様子 |
▲留学生代表の「誓いの言葉」 |
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▲Sea to Sky と称される美しい景色(R6) |
▲涙と感動の別れ(R6) |
教育センターで、第36回江東区立中学校生徒海外短期留学の結団式を行いました。この事業は昭和62年に始まり、今年度で36回目という歴史の長い事業で、これまでに1337名の生徒たちが参加しています。留学生たちは、カナダのバンクーバーから1時間程の美しい自然あふれるスクォミッシュという町でホームステイをしながら、江東区と姉妹都市であるカナダのサレー市へも親善大使として訪問します。現地の皆さんはとても温かく、長くホストファミリーをしてくださっている方もいます。この短期留学がきっかけで、高校や大学で国際関係、外国語関係のコースに進まれたり、外資系の企業や海外で就職されたり、中には海外に移住されたりした方もいらっしゃるほど、この短期留学での経験は進路に大きな影響を与えています。ずっとホストファミリーと連絡を取っている方やその後、再訪されている方もいるそうです。
結団式は、各学校の留学生候補者が、運営委員会委員長より呼名されることをもって、正式な留学生となる大事な式です。江東区立中学校・義務教育学校の各校から選ばれた42名の生徒と引率者、保護者、各校の校長先生方の出席のもと、中学校長会会長、中学校PTA連合会会長をご来賓に迎え、実施しました。留学生となった生徒たちは、まだ見ぬカナダの地での経験、学びへの期待でいっぱいのようで、まさに、「みんな、かがやく!」表情をしていました。結団式での、留学生代表「誓いの言葉」を原文で紹介します。
私たちは江東区立中学校生徒の代表として、江東区立中学校生徒海外短期留学に参加することになりました。夏のカナダでの11日間が待ち遠しく、とてもわくわくしています。その上で、この短期留学を通して達成したい「三つの目標」を立てました。
まず始めに「全力で学ぶ」ことです。カナダを訪れた際に相手の意見を聞き取り、自分の考えをしっかりと伝えられるように、これまで以上に英語力の向上に努めていきたいです。
次は「全力で楽しむ」ことです。カナダの文化や自然、生活習慣を知ることや、現地の人たちとコミュニケーションをとること、そして、一緒に行く仲間たちと協力することなど、そのすべてを楽しみたいと思います。
最後に「全力で伝える」ことです。帰国後に、カナダでの体験を学校や地域で伝えるという責任をしっかりと果たし、国際理解教育に貢献していきたいと思います。さらにカナダでも、日本の伝統や文化、考え方を伝え、日本の魅力について認識してもらいたいです。
カナダでの11日間と、本日からはじまる事前研修のすべてが、私たちにとって忘れられない特別な時間になります。留学の機会を与えてくださった、江東区長大久保朋果様ならびに江東区教育委員会の皆様、学校の先生方、そして多くの江東区民のみなさんに感謝の気持ちをお伝えしたいです。今回の経験のすべてを私たちの大きな成長へとつなげることをお約束し、誓いの言葉といたします。
カナダでの11日間、ぜひ、全力で学び、全力で楽しみ、全力で伝えてきてほしいと思います。これから事前研修を通してさらにわくわく感が高まると思いますし、42名の留学生との結束力も高まっていくことと思います。頑張ってください!
引率団の団長を務める大島西中学校の鈴木校長先生が、留学生たちに、「自分自身を高める努力」、「チーム力を高める努力」という2つの努力の話をされていました。11日間は留学生たちにとってかけがえのない時間となり、42名の仲間はかけがえのない存在になることでしょう。カナダへの出発式では、ちょっと成長して、チームとしての絆が深まった生徒たちに再会できるのを楽しみにしています!希望に満ちた42名の留学生の学びや目標を実現させ、安全安心な短期留学が実施できるよう、力いっぱいサポートしていきます!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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