1月22日「教育長の学校日記」
現在、絶賛「進化」中!生徒会役員たちの挑戦!~第18回江東区立中学校生徒会交流会~
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▲盛り上がったグループ協議 |
▲意見表明も積極的です! |
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▲短時間でスライドも作成! |
▲「Action24」を意識して |
第18回江東区立中学校生徒会交流会が、開催されました。時折、他自治体で同様の生徒会イベントが初めて開催されたという報道がありますが、江東区では約20年も続いている伝統的な取組になっています。会の運営は、江東区中学校教育研究会の特別活動部に所属している先生方を中心に、青少年委員会の皆様にご支援・ご協力をいただきながら行っています。生徒たちの生き生きとした姿が見られる、私も大好きなイベントです。これまでは土曜日に行っていましたが、週末は予定がある生徒たちも多く、なかなか全校の生徒会役員が集まれない、そして先生方の働き方改革ということからも、本区独自の「Challenge Wednesday」を活用し、今年度から水曜の午後に実施することにしました。
毎年、テーマを一つに決めて実施していましたが、今回は各校の生徒会が話し合いたいテーマ毎にグループを作り、協議をしました。各生徒会が「解決したい」、「意見を聞きたい」という関心の高いテーマだったので、協議はとても盛り上がりました。テーマは、「生徒会の取組」、「笑顔・学校のためにできること」、「校則」、「いじめ・暴言」、「身だしなみ・挨拶」、「SNS・ICT活用」、「意見箱・掲示板・休み時間」、「SDGs・その他の活動」と多岐に渡りましたが、具体的なテーマだったのでより実践的で、実り多い協議ができたようで、終了後の生徒たちからは「参加できてよかった」、「すごく参考になった」という声が多く聞かれました。
参加したすべての生徒が、今年度後期から生徒会を担っている2年生と1年生だったので、自校のことしか知らない生徒たちも多く、他校の生徒会のメンバーと話をし、様々なことを知ることができたことが大きな収穫だったようです。特に1年生の生徒たちは、「そうなんですか!」、「うちの学校は…です」と目を輝かせながら話し合っている姿がとても印象的でした。また、2年生の生徒たちは、他校の取組からヒントをもらいたいという意欲的な姿勢、発言が目立ちました。そして、各グループで積極的かつとても上手に発言し、話合いをリードしていたのは、やはり生徒会長さんが多かったですね。今回、特に生徒たちが輝いていたのは、「タイムマネジメントとプレゼンテーション」です。時間内で効果的に協議を行い、短時間でそれをまとめて(端末でスライドをササッと作成しているグループがいくつもありました)、ノー原稿で上手に発表することができていました。今日集まった24校、72名の生徒会の皆さん、本当に素晴らしかったです。先生方の日頃の御指導、そして青少年委員会の皆様のサポートにも感謝です!
私から生徒たちには、「こどもの権利条約」や、本区で策定中の「(仮称)こどもの権利に関する条例」を例に、「意見を表明する権利」について説明するとともに、日頃から「あれっ?」と「違和感」や「疑問」を抱くことの大切さについて話をしました。そして、校則だって、学校だって、皆さんの力で変えることができる。それだけでなく、皆さんの力で江東区や日本、世界を変えていきましょうと期待を込めて話をしました。さらに「違和感」の例として、近くにいる友達の変化や悩みにも気付いてあげてほしいこと、そして、「Action24」で少しでも早く、近くの誰かに相談してほしいこと、力になってくれる人が、皆さんのそばにはたくさんいることも話しました。
江東区の生徒会は、これまで東京都、そして全国でも活躍しています。今年も大島西中学校の生徒会が、「令和6年度全国いじめ問題子供サミット」に東京都代表として参加します。江東区立中学校・義務教育学校後期課程の生徒たちのますますの活躍に期待してください!江東区の中学生たち、すごいですよ!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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