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更新日:2024年11月6日

11月2日「教育長の学校日記」
生徒が、自ら考え、自ら動く~「つなぐ」ことと「つくりだす」こと~周年記念式典③>

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▲代表生徒による「生徒祝いの言葉」

▲文化祭のボディーパーカッションを映像で披露

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▲歌とボディパで奏でる70周年記念歌

▲マスコットキャラクターのコンセプトも秀逸

第二亀戸中学校の開校70周年記念式典が行われました。本校は、昭和29年4月亀戸中学校内において開校し、同年10月に現在の地に完成した校舎へ移転しました。平成25年には、本区初の生徒や教員、保護者、地域の方々が参加して校舎設計のアイデアを話し合うワークショップを開催し、東京スカイツリーを一望できる屋上のスカイガーデンやガラス張りの学校図書館がある木をふんだんに使用した素敵な校舎に生まれ変わりました。

本校は、伝統的に生徒主体の活動、学校行事を始めとする特別活動を大事にしてきました。中島校長先生に伺うと、教育目標に「自主・自学」を掲げており、「自ら考え、自ら動く」ことを大事にしているとのことでした。コロナ禍では、ソーシャルディスタンスの確保、マスク着用、そして合唱が禁止となり、これまでの文化祭は行えないとなったとき、音楽の先生の提案もあり、ボディーパーカッションに取り組み始めました。現在では、多くの学校でこれまでの合唱祭が復活する中、本校では生徒が主体となり、ボディーパーカッションがさらに進化を遂げていきます。今は、各学級でプロデューサーという生徒を中心に、みんなで振り付けやリズムを考え、ボディーパーカッションを創り上げていくことが、本校の新たな伝統となっています。

式典では、文化祭でのボディーパーカッションの取組の様子を映像で紹介するとともに、開校70周年記念歌として生徒たちのアイデアを基に作詞し、音楽科の先生が作曲された、「Beat!~ココロひとつに~」も披露されました。記念歌には、もちろんボディーパーカッションも入っていました。生徒の指揮により、式場はまさに「ココロひとつに」なっていました。

本校の生徒たちが、伸び伸びと自ら考え、安心して自ら動くことができるのは、先生方と生徒たちの関係のよさがあるのはもちろんですが、本校が伝統的に地域の皆様に温かく支え続けられているということも大きな要素となっています。そのことは、代表生徒による「生徒祝いの言葉」で感謝の言葉とともに述べられていましたが、本校のすべての生徒たちは、自分たちが地域を始めとする多くの方々に支え、見守られていることを心から理解し、実感しています。ですから、生徒たちにとっての70周年は、自分事であると同時に本校に関わってこられた皆さんのものでもあるのです。そのことは、中島校長先生の式辞を共感するように頷きながら聞いている生徒たちの表情、態度からも伝わってきました。不覚にも、その姿に目頭が…。いやあ感動しました。

改めて、第二亀戸中学校開校70周年おめでとうございます。開校70周年を祝う会、教育振興会、同窓会、PTA、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。この地域だから、本校の生徒たちや先生方だからできることなんだなあと感じたことがあります。それは、これまでの伝統を「つなぐ」ことと、新たな伝統を「つくりだす」ことです。私は、本校生徒会・生徒会活動のファンで、生徒会新聞の愛読者です。新聞のクオリティの高さ、文章力は中学生とは思えません。本校の生徒たちは、間違いなく100周年を支える大きな力となってくれることでしょう。そのときには、今のボディーパーカッションはどんな進化を遂げているでしょうか。もし、ボディーパーカッションが残っていないとすれば、さらに進化した新たな伝統が創り出されていることでしょう。なぜって、それが本校だからです。

江東区教育委員会育長多健一朗

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