ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和6年度(2024年度)発行号 > 9月28日 「教育長の学校日記」 きらめく青葉たち、桔梗の花の如く時をつなげ <周年記念式典①>
ここから本文です。
更新日:2024年10月2日
▲式歌「青葉の歌」を見事に歌い上げる生徒たち |
▲70周年を祝う黒板アートに取り組む生徒たち |
▲フラワーアレンジメント部の生徒たちも大活躍 |
▲本校卒業生による江戸切子作品が飾られた大階段 |
第二大島中学校の開校70周年記念式典が行われました。本校は、昭和29年4月、大島中学校内に開校し、昭和44年に現在の場所へ移転しました。令和4年8月には、現在の木をふんだんに使用した「まちのような学校」というコンセプトの素晴らしい校舎が完成しました。塩野校長先生が式辞の中で述べられていたように、本校は地域の皆様に愛され、支えられる中で、70年間の歴史を築いてきました。生徒代表の言葉でも、「忘れてはならない」として、地域の皆様のお力への感謝の思いを述べていました。これまでの地域の皆様の熱いご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。
式典で披露された、二大中の生徒たちによる式歌「青葉の歌」は、力強くも美しいハーモニーで、参列されていた皆様の心に響く、素晴らしいものでした。私は、先生方が一緒に歌われていた姿に、本校の生徒と先生方の関係の良さを感じました。歌詞に、「きらめけ青葉よさわやかにそよげ心よいつかきっとそんなふうに明るい日差しのような愛で世界中をつなぐ日がきっときっとやってくる」という一節があります。私は、歌を聴いていて、「青葉」が本校の生徒たちの姿と重なりました。本校の生徒たちは、きっと明るい未来を、平和な世界を創る大きな力となってくれることでしょう。私はよくこどもたちに、「世界の人と仲よくなるためには、まず、自分の近くにいる人と仲よくできることが大切です。隣にいる人に優しくできない人は、遠くにいる世界の人に優しくなんてできませんよね」という話をします。地域の皆様に愛され、地域を愛してきた本校の青葉たちは、きっと世界をつないでくれるはずです。
また、本校の校章は、桔梗の花があしらわれたデザインとなっています。桔梗の花の五枚の花弁が、大島の「大」の字が5つ組み合わさってできているように見えることや、桔梗の花の清く上品な姿が本校の教育目標にも合致していたことなどが、桔梗を校章に採用した理由だそうです。改めて、桔梗の花言葉を調べてみると、「永遠の愛」や「変わらぬ愛」、「誠実」や「気品」とあります。これまで長きにわたり、地域に愛され、地域を愛し、これから100周年、さらに未来へとつながっていく本校にとって、ぴったりな花言葉だなと思いました。
改めて、第二大島中学校開校70周年おめでとうございます。開校70周年を祝う会、PTA、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。本校は、生徒たちや先生方、地域の方の思いを生かした新校舎で未来へ向けて新たなスタートを切りました。私は、新校舎に移転した際、生徒たちに、「建てた時より美しく」という言葉を贈りました。この言葉は、以前私が勤務した学校にあった記念碑に刻まれていた言葉です。「新しい校舎が美しいのは当たり前です。校舎は時が経てば古くなります。しかし、そこで学び、生活している皆さんが輝き、校舎を大切に使っていくことで、真に校舎は美しくなります」と話しました。本校のきらめく青葉である生徒たちが、桔梗の花の如く時をつなぎ、本校が地域とともに、ますます発展していくことを願っています!「みんな、かがやけ!」
江東区教育委員会教育長本多健一朗
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください