1月21日「教育長の学校日記」
江東区の小学生たち、すごいです!~KOTO☆ボッチャフレンドリーマッチ~
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▲みんなで記念撮影! |
▲ジャックボールを狙って |
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▲練習の成果が出ていますね |
▲みんな、レベルが高い! |
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▲「アヤネライジング⁉」 |
▲私もカード交換しました! |
第3回「KOTO☆ボッチャフレンドリーマッチ」を、今年も有明アリーナのメインアリーナで開催しました。初めて有明アリーナに来た児童も多く、フロアに入ると「おー!」、「すげー!」等々、歓声をあげていました。私は、ボッチャは「究極のバリアフリースポーツ」だと思っています。「年齢や性別、国籍・言語、障害の有無や体力の差に関わらず、またこれまでのスポーツに対する得意・不得意という固定概念を覆し、みんなで楽しめるボッチャに取り組むことで、こどもたちが学べることはたくさんある。江東区のこどもたちにボッチャを取り組ませたい!」私がそう考えたのは、もう8年以上前になります。そして、1年生から9年生がともに学ぶ義務教育学校の有明西学園では、まさにボッチャがぴったりだと考え、開校と同時にスクールスポーツとして取り組むことにしました。
今は、全小学校・義務教育学校が学校ごとに取り組み方を工夫しながら、ボッチャを楽しんでいます。今回のフレンドリーマッチ参加に向けて、全校や学年でボッチャ大会を開催した学校、縦割り班活動の一環でボッチャ大会を開催した学校、希望者がチームを作って予選会を開催した学校等、どの学校でも熱量と技術が高まっています。各校のホームページではその取組の様子が発信されていました。下級生が上級生を負かしたり、悔しくて涙を流したり、いろんなドラマを経て、今日を迎えています。
学校によっては、日常的に取り組めるように校内にコートを作ったり、ボッチャクラブを作ったり、遊びに位置付けたりする等、それぞれの学校の実態に合わせた方法で楽しめていることがうれしいです。今日も、大会を勝ち抜いてきた6年生チーム、縦割り班で参加した異年齢チーム、総合的な学習の時間と関係付けて参加した4年生チーム、特別支援学級代表のチーム等、様々な形で参加していました。しかし、どこが勝つかは、やってみないと分からない。それがボッチャの面白さ、楽しさです!
今回のフレンドリーマッチには、ボッチャ日本代表「火ノ玉ジャパン」の若き成長株でこれからの日本代表をリードしていく一戸彩音(いちのえあやね)選手がゲストとして来てくださいました。一戸彩音選手は、一番障害の重いBC3クラスの選手です。手や足で投球することができないので、「ランプ」という器具を使います。そしてその「ランプ」を動かす、ランプオペレーターが選手として参加します。一戸彩音選手のランプオペレーターはお父様の一戸賢司選手です。お二人は、初出場となったパリパラリンピックで7位入賞し、先日行われた日本選手権ではBC3女子の部で大会3連覇を成し遂げています。
試合後、エキシビションとして一戸彩音選手がそのテクニックを披露してくださいました。ランプを使っての投球を実際に見るのが初めての児童が多く、ランプオペレーターの賢司選手とのやり取り、そしてその的確なテクニックに驚いていました。会場が大きく沸いたのは、東京2020大会の金メダリスト杉村選手の名前がついた「スギムライジング」を何と一発で成功させたときでした。杉村選手は力強く投球しますが、BC3ではその力をランプの長さや角度で調節します。一戸選手、本当に見事でした。江東区の皆さん、一戸彩音選手・賢司選手をぜひ応援してくださいね!その後、まったく打ち合わせなしのサプライズで、一戸彩音選手から「教育長!」とご指名で勝負をすることに。自信のない私は、立候補してくれた豊洲小と北砂小の児童と3人でチームを組んで戦いに挑みましたが、私の力不足で見事敗れました。相手は日本代表ですからね…、よく頑張りました!
小学生たちからボッチャの魅力が広がり、東京2020大会でボッチャが行われた江東区でますますボッチャが盛んになることを願っています!Let’s play BOCCIA!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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