3月1日「教育長の学校日記」
第11回江東区立小・中学校俳句大会「きらり☆こうとう俳句祭」
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▲区長賞おめでとうございます |
▲区長賞インタビュー! |
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▲選者の先生からの講評 |
▲俳句祭リーフレットと俳句集「きらり」第11集 |
江東区教育センターで、江東区立小・中学校俳句大会「きらり☆こうとう俳句祭」を開催しました。松尾芭蕉や小林一茶、石田波郷が居を構え名句を詠む等、俳句にゆかりのある江東区では、平成26年度より、全校で俳句教育に取り組んでいます。こうとう学びスタンダードの国語スタンダードでも「季節を感じ、俳句に親しみます」と位置付け、すべての児童・生徒が俳句に親しむ機会を設けています。この俳句祭は、児童・生徒が詠んだきらり輝く俳句を称え、広く皆さんに知っていただく場として開催しており、今回で11回目となります。
俳句の町と言えば、正岡子規を生んだ愛媛県松山市が有名です。町中至る所に俳句ポストがあり、市民の生活に俳句が根ざしています。しかし、俳句教育の町と言えば、江東区だと、私は自負しています。俳句教育に造詣の深い俳句講師の先生方が俳句授業を行ってくださり、各校ではいつでもこどもたちが詠んだ句が掲示されています。そして、今回も俳句祭の運営の手伝いをしてくれた生徒たちが所属する俳句部もあります。さらに、本区の俳句教育をずっと支えてくださっている素晴らしい俳人の先生方がいらっしゃることも欠かせません。俳句祭では、第1回からずっと、今をときめく俳人の堀本裕樹先生、田中亜美先生、阪西敦子先生に選者をしていただいています。本日の俳句祭では、田中先生、阪西先生が、入選したこどもたちに直接、講評をしてくださいました。
俳句祭では、最優秀俳句6句(区長賞・区議会議長賞・教育長賞)、特選30句、秀作60句、佳作100句、そしてきらり賞を選出し、それらを含めた約1300句を俳句集「きらり」に掲載しました。それでは、今年度の俳句祭で最優秀俳句(区長賞・区議会議長賞・教育長賞)に選ばれた句を紹介します。
【区長賞】区長賞は、ユーモアがありながら、多彩で豊かな心が表現され、江東区のこどもたちは、このように育ってほしいと思えるような句を選んでいます。
☆ 人のこえきたぞきたぞと秋祭 | 一大小5年児童 |
☆ 庭先の柚香るとき祖父の顔 | 深三中3年生徒 |
【区議会議長賞】区議会議長賞は、毎日の暮らしの中で、自然や生活を素直な心で見つめ、心に感じた表現ができている句を選んでいます。
☆ かき氷舌の色まで青い空 | 二辰小6年児童 |
☆ フルートで新曲吹けば風薫る | 大島中1年生徒 |
【教育長賞】教育長賞は、学校生活を中心にかけがえのない一瞬を発見し、青春と言えるその一瞬を表現できている句を選んでいます。
☆ とばしたよにがてなことをしゃぼんだま | 数矢小2年児童 |
☆ 校門にふみ入る一歩休暇明け | 二亀中1年生徒 |
俳句集「きらり」は、表彰された皆さん、各学校にお配りしていますが、江東区立図書館にも配架しています。江東区の児童・生徒の「きらり」と輝く句をどうぞご覧ください。また、ご家族で「芭蕉記念館」や「石田波郷記念館」、区内にある句碑等を訪れてみてはいかがでしょうか。そして、一句詠んでみませんか。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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