2月6日「教育長の学校日記」
江東区選挙管理委員会出前授業&いじめ問題対策連絡協議会
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▲立候補者の演説もなかなか見事でした |
▲投票記載所も実物を使います |
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▲投票箱を開錠して、開票作業をします |
▲(道徳)グループ協議も端末で効果的に |
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▲(道徳)グループ協議の内容を共有します |
▲「いじめ問題対策連絡協議会」の協議の様子 |
今日は、午前に水神小学校で行われた江東区選挙管理委員会による選挙出前授業を参観し、午後には大島中学校で開催したいじめ問題対策連絡協議会に出席しました。
【選挙出前授業】この授業は、江東区選挙管理委員会が主催しているもので、選挙管理委員や明るい選挙推進委員の皆様も参加して、実際の選挙と同じ投票箱や記載台、用紙交付機等を使って行われる本格的なものです。今日は、6年生が「卒業記念イベント総選挙」として、3人の6年生が立候補し、演説会を実施した上で、実際に選挙を行い、児童は選挙業務の体験もしました。スポーツの道党のAさんは、みんなが楽しめるスポーツ大会の開催を訴えました。野口英世も好きだったパーティーをやろう党のBさんは、自分たちで食べ物を作るパーティーの開催を訴えました。自由党のCさんは、遊びをガチでやる(例えば鬼ごっこであれば本当に鬼の格好をして行う等)ことを訴えました。演説もなかなか上手でしたし、選挙公報にも工夫がありました。結果は、Cさんの当選となりました。
この授業の素晴らしいのは、実際の選挙と同じ環境で投票、開票等を経験できることはもとより、クイズ等に取り組みながら選挙について理解を深められるところです。選挙事例から一票の大切さについて学び、「選挙に行こう」と思った子も多いと思います。学校公開中だったので、保護者の皆様も参観されていましたが、大人でも学ぶことが多い授業です。児童の皆さん、18歳になったらぜひ選挙に行ってくださいね!その前に、次の選挙は、ご家族と一緒に投票所に行って、今回と同じかどうか確認してきてくださいね。
選挙管理委員会では、投票率向上のため、そして未来の有権者を育てるためにこのようなことにも取り組んでいます。お世辞抜きに、本当にとてもよい授業でした。選挙管理委員会の皆様、明るい選挙推進委員の皆様、ありがとうございました。
【いじめ問題対策連絡協議会】「いじめ防止対策推進法」に基づき、江東区では、学校・幼稚園、児童相談所、法務局、警察署、青少年委員会、民生児童委員、弁護士、教育委員会事務局等、いじめ防止等に関係する皆さんをメンバーに、年間2回「いじめ問題対策連絡協議会」を開催しています。今回は、大島中学校で、いじめ防止に資する道徳の授業を協議会委員の皆様に見ていただき、協議を深めました。
今日の授業は、1年生の道徳でした。NHK for Schoolの動画「マリアナさんのなやみ~ルーツに関係なくみんなが仲よくするには~」を基に、議論し、考えを深めました。授業では、無意識のうちにもってしまっている先入観(アンコンシャス・バイアス)にも触れながら、共生社会を築いていくためにはどうしたらよいかについて考えていくことを目指しました。生徒たちはグループ協議でも真剣に意見を述べ合っていました。協議会では、今のこどもたちは学校や幼稚園にも様々な国に関わりのある子がいることから、自然に関わることができるようになっている。大人こそ、相互理解や尊重することが必要なのではないかという意見もありました。
生徒の感想に、「違いを魅力的な個性ととらえることが大切」というものがありました。私たちは、国籍や文化、性別、年齢等に関わらず、互いを認め合い、尊重し合うことが大切です。同質性を求め、異質性を排除してしまうことは、いじめにつながります。小学校3年生の国語の教材に、金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」があります。こどもたちは、「みんなちがって、みんないい」ことを学んでいます。みんなが当たり前にそう感じ、そう行動できることが重要です。大島中学校の生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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