ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和6年度(2024年度)発行号 > 7月8日 「教育長の学校日記」 ~こどもをまんなかに置き、教職員・保護者・地域が、『こどもを輝かせること』で結ばれている学校~
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更新日:2024年7月10日
▲4年算数優秀な講師の皆さんによる丁寧な指導 |
▲3年社会江東区のことを調べています! |
▲6年総合将来の自分を友達はどう思っている? |
▲5年図工まさに「季節を感じるドリンク」 |
▲2年生活主体的な学びにつながる工夫です |
▲熱中症予防について学ぶ、保健室前の掲示 |
▲朝食の重要さ等を学ぶ、給食掲示板 |
▲玄関で迎えてくれる季節の掲示や図工の作品 |
第七砂町小学校を訪問しました。各教室の廊下の掲示板には、こどもたちが詠んだ「夏の俳句」が掲示されていました。江東区では、「こうとう学びスタンダード」の国語スタンダードに、「季節を感じ、俳句に親しみます」という項目を設けて、すべての江東区立学校で俳句に親しむ機会を作っています。本校のこどもたちの素敵な俳句を少し紹介します。
「あじさいのおしくらまんじゅう帰り道」 通学路に見事に咲いているアジサイをおしくらまんじゅうと表現したところ、そして下五を帰り道としたところも見事ですね。
「ねがいごとかなうといいな七夕で」 訪問した日の前日が七夕でした。この子はどんな願い事をしたのでしょうか。ぜひ、叶えてあげてくださいと私からもお願いします。
「蝉の声町中の人にのど自慢」 近年の夏の暑さの影響で蝉の種類も登場の時期も昔とは変わってきましたが、のど自慢と思うとあの声をじっくり聞いてみたいとも思えます。
中村校長先生に、今年度の目指す学校像を伺うと、「こどもをまんなかに置き、教職員・保護者・地域が『こどもを輝かせること』で結ばれている学校『楽しく学ぶ七砂小』です」と話してくださいました。こどもをまんなかにして、大人たちが「ともに」こどもたちを輝かせようという同じ思いでつながっていくことは大切なことですね。さらに中村校長先生は、「本校の地域には、荒川や商店街、パン工場、幼稚園、スポーツセンター、公園等、こどもたちにとって魅力的な環境が充実しています。これからますます連携を図って、こどもたちの学びに生かしていきたいです」とも話してくださいました。私も本校の地域をこれまで何度も訪れたことがありますが、その他にも福祉施設や病院、郵便局、神社等々、確かに、徒歩で行ける範囲に、理科や社会、生活、総合的な学習の時間等、こどもたちの様々な学習に生かすことができる自然や施設等がたくさんあります。地域とつながり、地域の方に支えていただけることで、学びはどんどん深まっていきますね。
つながり、支えると言えば、本校の授業を見ていて、校内にもつながり、支える姿がたくさんあることに気付きました。それは、担任の先生だけでなく、学年の先生、専科等の先生方、講師や支援員の方々が、こどもたちをまんなかにして、熱い思いをもってつながり、支えているのです。短い時間を見ていただけでも、算数では学年の3学級を6つのグループに分けて丁寧に指導したり、先生方が協力して教科担任制やティームティーチングを行ったりしていました。また、こどもたちを支える掲示・展示も素晴らしかったです。保健室前の健康に関わる掲示、食に関わる給食掲示、季節感を感じる図工等の作品の展示、またこどもたちの委員会の掲示やもちろん俳句の掲示等、学校中に「楽しく学ぶ七砂小」があふれていました。
こどもをまんなかにして、みんなでつながり、みんなで支えている本校は、今年度の目指す姿である「こどもを輝かせること」で結ばれている学校に向かって、着実に進んでいるのではないでしょうか。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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