3月19・24日「教育長の学校日記」
No Rain, No Rainbow ~卒業おめでとう!~
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【深川三中】卒業生の入場を待つ式場 |
【深川三中】卒業生へのメッセージ |
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【大島南央小】黒板アート1組 |
【大島南央小】黒板アート2組 |
<3月19日>
【深川第三中学校 卒業式】桜吹雪の中での卒業式という経験はありましたが、本当の吹雪の中での卒業式は記憶にありません。それも朝から、雨、雷、霰(あられ)や雹(ひょう)、そして雪という激しい天候の変化には驚きました。
開式前に3年生の教室の様子をそっと廊下から見せていただきました。残り少ない時間を友達との何気ない会話で明るく過ごす生徒もいれば、友達との最後の時間を惜しんでいるような生徒の姿もありました。あるクラスでは、ちょうど担任の先生が生徒たちに話をしているところでした。先生が配布した通信には生徒たちの取組を振り返る写真が掲載してあり、生徒たちは写真を見て、思い出に浸りながら先生の話に聞き入っていました。
令和6年度は5クラス、181名の生徒が卒業を迎えました。担任の先生の呼名、生徒の返事、校長先生からの証書授与と、この卒業証書授与の一連の様子を見ていると、先生方と生徒たちの密度の濃い3年間が凝縮されているなと実感しました。涙あふれる送辞から答辞、そして思いを込めた式歌「あなたへ」と校歌の歌唱、本当に素晴らしい卒業式でした。
午後には曇りになり、さらに青空がのぞく晴天へと天気は変わっていきました。これだけ天気が豹変する日はないでしょう。ハワイのことわざに、(英語では)「No Rain, No Rainbow」というものがあります。ある意味、一生忘れない卒業式になりましたが、このことわざのように、きっといいことがあるという前兆でしょう。江東区のすべての中学校・義務教育学校の卒業生の皆さん、卒業おめでとう!
<3月24日>
【大島南央小学校 卒業式】中学校・義務教育学校の卒業式の日とは打って変わって、暖かな陽気になりました。学校に着いてすぐに桜の木の様子を見ましたが、大島南央小の桜はまだ開花していませんでした。
まず、式場である体育館に行きました。保護者の皆様がまだ入場される前で、在校生代表として式に参加する5年生が最後の歌の練習をしているところでした。卒業する6年生は2クラス55名ですが、5年生は1クラス32名です。人数は少ないのですが、一人一人の児童からは、「在校生代表として頑張るぞ!」という思いが伝わってきました。「頑張ってね!」と声をかけさせてもらいました。
次に向かったのは、6年生の教室です。うれしかったのは、みんなが元気に挨拶をしてくれることです。私からも一人一人に「おめでとう!」と声をかけさせてもらいました。教室に入ると、何と素敵な黒板アートが!先生によるサプライズだったようです。
卒業証書の授与が始まります。あれっ?担任の先生の呼名のマイクが入っていません。なるほど、すぐに納得しました。南央小では一人一人が夢や目標を話すのですが、こどもたちがマイクを使っていないのです。先生やこどもたちの思いに感動した私も、壇上で告辞を述べる前に、マイクを切って卒業生と同じように、宣言させてもらいました。先生の仕事って、先生とこどもたちのつながりって、本当に素敵だなと思いました。江東区のすべての小学校の卒業生の皆さん、卒業おめでとう!そして、義務教育学校である有明西学園6年生の皆さん、前期課程修了おめでとう!
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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