ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和6年度(2024年度)発行号 > 8月26日「教育長の学校日記」~夏休みが終わり、学校が始まりました!~
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更新日:2024年8月29日
▲校舎にこどもたちが戻って来ました! |
▲下弦の月が、登校を見守っていました! |
今日から、学校が始まりました。江東区役所は、朝からクマゼミの元気な声が響いていました。私がこどもの頃は、クマゼミは九州までという認識で、当然東京で姿を見かけることはありませんでした。もう50年も前の話になりますが、私が暮らしていた市川市北部では、梅雨の時期にニイニイゼミが姿を現し、夏休みになるとアブラゼミがうるさいほど鳴き、続いてミンミンゼミが登場し暑さに拍車をかけていました。そして、夏休みも峠を越すと夕方にはヒグラシが鳴き出し、夏休みが終わりに近付き宿題の進み具合が心配になるとツクツクボウシが鳴き出すという、セミの鳴き声にはこどもなりの季節感がありました。今は、異常な暑さや、クマゼミの生息域の変化もあってか、セミの鳴き出し方も毎年微妙に違うように感じています。今のこどもたちにとっては、セミはどんな存在なのでしょう?今度、聞いてみます。
9時から区役所で会議があるので、歩いて戻れる南砂小学校に行って、校門で石川校長先生と登校するこどもたちを迎えました。学校に向かう途中、明るく会話をしながら楽しそうに学校に向かう南砂中学校の生徒たちとすれ違いました。その表情がとても生き生きとしていて、「学校が始まるのを待ってたぞ!」という思いが伝わってきました。
「おはようございま~す!」南砂小でも、笑顔で元気に登校してくるこどもたちが多くて安心しました。「夏休みは楽しかったですか?」と聞くと、「楽しかった~!」と答える子がほとんどでした。「何が楽しかったの?」と聞くと、「野球~!」とか「プール!」とか、それぞれに楽しかったことを答えてくれました。
中には、ちょっと浮かない表情で登校してきた子もいました。夏休みに野球を一生懸命にやっていたようですが、試合で負けてしまったことが残念だったとのことでした。また、「大変だった~」と答えた子に理由を聞いてみると、「塾ばっかりだったから」と続けて答えてくれました。2人とも、夏休み自体としては楽しい思い出にはならなかったかもしれませんが、この夏の努力がきっと成長につながっていくことと思います。振り返った時に、「いい夏休みだった」と思えることを願っています。
今日は学校をお休みした子、学校に行くのが嫌だなあと思って登校した子もいると思います。一人一人のこどもたちが、それぞれの場所で、それぞれのスピードで、それぞれのスタートをその子らしく切ることができたらいいなと思います。江東区では、「みんな、かがやく!」をテーマに、一人一人のこどもたちが、それぞれに輝くことができるよう、「KOTOこどもかがやきプラン」を策定し、様々な取組を進めています。こどもたちにとって「実り多き秋」になるよう頑張りますので、区民の皆様も「ともに」の思いで、これからもお支えくださるよう、お願いいたします。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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