6月12日「教育長の学校日記」
～6年生のインタビュー「なぜ、教育長になろうと思ったのですか？」～

▲こどもたちのインタビュー、上手でした！	▲豊洲西小の開校を知らせる区報を見せて
▲校庭で遊ぶ様子を幸せそうに眺める校長先生	▲租税教室で、税金について考える6年生

豊洲西小学校を訪問しました。本校は児童数1,119名、34学級の区内随一の大規模な小学校です。2校時に訪問したのですが、そんな児童数の多さをまったく感じないほど静かな校内で、どのクラスも集中して授業を行っていました。それぞれの授業の様子を見ていると、こどもたちが楽しみながらも集中できる授業づくりや環境構成を、先生方がよく工夫されている成果だなと感じました。素晴らしいですね！

今日、本校を訪問したのは、「こどもたちが教育長にインタビューをしたいと言っているので、答えてもらえませんか？」というお声かけをいただいたことがきっかけでした。最初は、紙でもオンラインでも、ということだったのですが、ちょうど時間がとれたので、学校に伺うことにしました。

インタビューは、6年生の国語「聞いて、考えを深めよう」の学習の一環でした。「豊洲西小に携わっている大人の人は、どんな思いや考えで関わっているのか、インタビューをして考えを深めよう」というテーマで、学校の先生や地域の方等、こどもたちがインタビューする人や質問内容を考えたようです。その中で、私は3組の9班のこどもたちに選ばれたということです。私は、豊洲西小の開校準備から関わっていますので、よくぞ、私を選んでくれましたという思いでした。

最初の質問は、「なぜ、教育長になろうと思ったのですか？」でした。こどもたちから、ストレートにこんな質問をされたことはなかったので驚きましたが、教育長とはどんな仕事をしているか、どうやって決まるのか、これまでにどんなことをしてきたのかをこどもたちに分かりやすく説明した後に、こう答えました。「私は、以前、学校の先生をしていたので、こどもたちや先生方のこと、学校のことをよく知っています。そして、江東区の教育委員会にも長くいたので、江東区のこともよく知っています。そんな私だからこそ、江東区のこどもたちや先生方、学校のためにできることがあると思ったから、教育長になろうと思いました」この質問への回答を通して、初心を見つめ直し、改めて自分の責務を強く心に刻むことができました。こどもたちに感謝です！

その後、「豊洲西小のように、いこいの場があるなど、楽しく集中して学習できるような環境をつくっているのは、どんな思いからですか？」、「学校をよりよくするために工夫していることは何ですか？」等、次々に質問されました。「区役所にいて、学校の情報をどうやって集めるのですか？」という質問には、「今日みたいに学校に行くことを大切にしています。学校に行かないと、こどもたちや先生方が頑張っている姿は見られないでしょ？そして、こどもたちや先生方が輝いていることを『教育長の学校日記』として発信しています！」と答えました。逆に、私から、「豊洲西小のどんなところが好きですか？」と質問すると、「木がたくさんあって、暖かみがある」、「友達がたくさんできる」、「室内に温水プールがある」、「他学年と交流があり、仲よくなれる」等々、本校のよいところをたくさんあげてくれました。聞いている私が、うれしくなってしまいました。

そして、「夢はありますか？」と聞かれたので、「みんなが輝いて、学校や江東区を好きになってくれること。そして、大人になっても、江東区が好きで、江東区に住んで、江東区で活躍してくれたらうれしいです。さらに、もしみんなにこどもができたときに、江東区の学校に通わせたいと思ってくれること、それが夢かな…」と答えたのですが、大事なことを言い忘れました。「みんなが江東区の先生になってくれること！」です。担任の先生、こどもたちに伝えておいてください。必ずですよ、よろしくお願いします！

それにしても、本校の6年生の子たちのきらきらと輝く瞳、真剣に授業に取り組む姿は素晴らしかったです。櫛田校長先生が目指す「みんながかがやく！みんなでかがやく！」豊洲西小になってきていることを実感しました。本校のすべてのこどもたち、先生方のますますの活躍を期待しています！

江東区教育委員会　教育長　本多健一朗