7月16日「教育長の学校日記」
~一人一人の可能性を引き出す学校を目指して~
▲深川一中の新キャラクター「一中さん」 |
▲3年数学デジタル教科書を使って |
▲1年技術木工の制作 |
▲C組美術繊細で見事な切り絵 |
深川第一中学校を訪問しました。本校は、数ある中学校の中でも、特色ある教育活動や本校独自の名称やキーワードがたくさんある学校です。「グッドマン精神」、「ユネスコスクール」、「深一学」、「F1」、「コミュニティ・スクール」、「弁当の日」、「瀬立モニカ選手の母校」等々…。私は、すべて理解していますが、この学校日記をご覧の皆様はご存じないこともあると思います。ぜひ本校のホームページをご覧いただくか、学校公開等を利用して本校の様子を見に行っていただければと思います。本校は、地域とともにある、特色あふれる温かい雰囲気の学校です。
そんな、本校を久しぶりに訪問した私を待っていたのは、新たな本校のマスコット・キャラクターでした。その名も、「一中さん」。これまで本校にはマスコット・キャラクターというものが存在していなかったので、生徒たちが新たに考案したとのことでした。深川にゆかりのある松尾芭蕉の雰囲気がありつつも、あのとんちの一休さんがモチーフになっているようです。一休さんのモデルと言われる一休宗純は室町時代の僧侶ですので、松尾芭蕉よりかなり先輩になります。本校の生徒たちは、今後何か困難な状況に遭遇しても、きっと「とんちスピリッツ」で切り抜けてくれることと思います。頑張れ、一中さん!
今日は、全クラスの授業も見せていただきました。全学年どのクラスもとても落ち着いて授業に臨んでいました。小山校長先生に、今年度の目指す学校像について伺うと、「先生方の主体的な関わりと励ましの力で、一人一人の可能性を引き出すことを第一とした学校を目指しています」と話してくださいました。授業を見ていると、本区独自の学びスタンダード強化講師等を活用する等、先生方が丁寧に生徒たちに関わっている様子を見ることができました。本校の強みは、全校生徒のことを先生方がよく知っているということです。先生方が176名の生徒たちを全員で見ているということもありますが、講師や支援員の方々も、各クラスの生徒の様子を丁寧に見てくださっており、先生方と連携を密に図ってくださっています。また、地域の皆様も生徒のことを常に見守ってくださっていて、学校と強い絆で結ばれていることも本校の強みを支える大きな力になっています。
本校では、6月下旬から先週まで、特別支援学級の移動教室、2年生の長野への移動教室、3年生の京都・奈良への修学旅行と、宿泊行事が続いていました。ホームページにそれぞれの宿泊行事での生徒たちの活動の様子が掲載されていますので、どうぞご覧ください。宿泊行事は、生徒たちの笑顔や学びを支えるための安全へ配慮が不可欠です。小山校長先生始め先生方はきっと緊張の連続だったと思います。3連続宿泊行事、お疲れ様でした。校内には、生徒たちの実行委員会による宿泊行事のスローガンや奈良の大仏の実物大の手と自分たちの手を比べた展示等もありました。宿泊行事は、生徒たちにとっては大切な思い出となり、経験をとおした学びは大きな財産になったことと思います。
生徒たちはこれから夏休みを迎えますが、夏休みが終わるとパリパラリンピックが開幕します。本校の生徒たちの先輩であるパラカヌーの瀬立モニカ選手が、3大会連続でパラリンピックに出場します。後輩たちのエール、そして母校の先生方や地元の皆さんからのエールは大きな力になりますので、深川一中から、そして江東区からパリに向けて、大きな声援を送ってあげてください!
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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