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更新日:2024年5月15日

5月8日学びの集大成としての、修学旅行(後編)

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▲追悼空間での「平和の誓い」

▲原爆死没者名簿棚の前で、千羽鶴の献納

生徒たちは、原爆資料館から国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館に移動し、生徒たちが主催する「平和祈念集会」を行いました。この平和祈念館には、被爆者の方々が苦しみながら求めた「水」がいたるところに配されています。そして、生徒たちが集会を行った地下の追悼空間には、「光」が取り込まれ、静謐な場となっています。平和祈念集会で9年生が述べた「平和の誓い」をここに記載します。

「1945年8月9日11時2分、今から79年前の快晴の朝、長崎の街の上空で目がくらむ閃光を放って原子爆弾が爆発。その年だけで、長崎の人口約24万人のうち約3分の1の方が命を落としました。その爆発で多くの建物が焼け焦げ、たくさんの人で賑わっていた穏やかな街を一瞬にして消し去ったのです。爆心地付近では強力な爆発圧力、熱気によって多くの人々が亡くなり、離れた場所でも爆風、熱線、放射線などによって長期に渡る様々な原爆症が人々を襲いました。日本は世界で唯一原爆を落とされた国です。原爆が再び落とされることがないようにするために、今残っている戦争の傷跡を風化させてはいけません。今の世界は平和なのでしょうか。世界の人々は笑顔で暮らせているのでしょうか。『明日、自分の命があるのかわからない』『未来に希望を持てない』そのような環境下で暮らしている人々がいることは事実です。私達は、たくさんの友達、大切な家族と、自分が好きなことを自由にできる、幸せな日々を過ごしています。そのような日常を“当たり前”と捉えてしまい、それがどれだけ特別なことなのかを、忘れてしまいそうになっています。ニュースなどで耳にする争いは私達にとって遠い存在のように感じますが、私達も小さな争いはたくさん経験しています。なので、遠い存在だと捉えがちな戦争は、自分たちにも近い存在であることが実感できるはずです。世界から争いをなくす、これは私達の力だけでは解決することはできません。一人一人が互いの個性を尊重し、認め合う気持ちがあれば平和な世界を築いていけるでしょう。しかし、その個性があるからこそ、時にはぶつかり合い戦争にまで発展してしまうことがあります。それでも、平和への願いを広げることを諦めてしまってはいけません。今あるかけがえのない日常に感謝すること、そして二度と悲惨な出来事が繰り返されないことを願う。それが、今の私達にできることです。そこで、私達は、ここに、3つのことを誓います。

◆世界中の人々が毎日を幸せに過ごすために、お互いの意見や人権を尊重し、認め合う、優しい心をもつこと、当たり前の日々への感謝を忘れずに過ごします。

◆すべての人の幸せが壊されることが二度とないよう、平和について学び深め、私達が先陣を切って次の世代へとつなげていきます。

◆人々が笑顔で幸せに過ごせる世界を目指し、いじめや差別、偏見がない平和な世界の実現に貢献します。

世界中の人々が自分らしく人生を生きられるように、与えられた幸せを十分に感じられる人生になるように 私達はこれら3つの誓いを守り、平和な世界を作り上げていきます。 そして私達の未来がそれぞれにとって明るい未来になるよう全力を尽くして日々精進していきます。

令和6年度 江東区立有明西学園 9年生一同」

生徒たちは、「平和の誓い」を行い、平和の歌として、有明西学園で歌い継がれている「空は今」を合唱し、学園で思いを込めて折ってきた千羽鶴を献納しました。生徒たちの長崎での学び、正解のない問いを解いていく未来へ続く学びは、心を、時を、世界をつないでいくことでしょう。東京大空襲で大きな被害を受けた江東区に住むこどもたちが、長崎や広島について学ぶこと、平和について考えていくことはとても大きな意味があります。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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