ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和6年度(2024年度)発行号 > 5月21日 「教育長の学校日記」 「なかよく いつでも だれとでも」
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更新日:2024年5月21日
▲1年 くまさんの気持ちをよ~く考えます |
▲玉入れのダンスも見事な1・2年生 |
▲仲よし学級 活発に意見を述べ合っています |
▲6年生の思い、責任感が俳句にも表れています |
小名木川小学校を訪問しました。日記の題になっている「なかよく いつでも だれとでも」は、今年度の「1年生を迎える会」で、鈴木校長先生が全校児童に伝えた言葉です。全校児童333名のこどもたちが、みんな仲間であり、仲よく学校生活を送ってほしいという願いが込められているそうです。「いつでも」、「だれとでも」という言葉がいいですね。
本校は、今週末の土曜日が運動会です。鈴木校長先生と一緒に校内を歩いていると、運動会に向けて校庭や体育館で練習をしているこどもたちの姿がありました。すべての学年の授業の様子を見せていただきましたが、どのクラスも落ち着いていて、こどもたちと先生がとてもいい表情をしていたのが印象的でした。小1支援員、エデュケーション・アシスタント、学びスタンダード強化講師、学習支援員、校内別室指導支援員の皆さんも先生方と連携して、素晴らしい活躍をされていました。ありがとうございます。
1年生は、国語「はなのみち」の学習をしていました。どんな話かと言うと…、【くまさんが家で袋を見付けました。何の袋かなと思い、りすさんの家まで袋を持って聞きに行きました。りすさんの家に着くと、袋は空っぽです。袋に穴が空いていたのです。暖かい風が吹き始める頃、長い長い花の一本道ができました。】というお話です。文字にしてしまうと味気なくて、うまく伝わらないと思いますが、あらすじはお分かりいただけたと思います。教科書のイラストが温かくて、花の一本道も動物たちも、とても素敵なんです。
今日の学習のめあては、「ながいながい、はなのいっぽんみちができているのをみたときの、くまさんのきもちをかんがえよう」でした。たくさんの意見が出る中で、ある子がくまさんになり切って、気持ちを発表してくれました。『これは、はなのたねだったんだ~』う~ん、文字ではうまく伝わりませんね~。語尾に余韻があって、本当にくまさんのようだったんです。先生が、「みんなで、言ってみようか」と提案をすると、30人を超えるくまさんが、『これは、はなのたねだったんだ~(余韻)』と、気持ちを込めて言ってくれました。本当にくまさんがいるような、温かくて優しい空気があふれて、教室中に花が咲いていたようでした。
仲よし学級でも、素敵な瞬間がありました。こどもたちがたくさん意見を発表してくれたので、先生が頑張ってたくさん板書をしていました。先生が、「たくさん、はっぴょうできましたね、先生うれしいな」と言った時です。ある子が、先生の手がチョークで汚れていることに気付いて、ササっと教室に置いてあるティッシュボックスからティッシュを取って、先生のところへ持って来てくれました。ここにも温かくて優しい空気があふれていました。先生が、「ありがとう!こんなにうれしいことないなあ~」と声をかけた時の、その子にも笑顔があふれていました。いいですよね~、感動してしまいました。
本校では、運動会の競技・演技は、通常学級の子たちと仲よし学級の子たちが一緒に行っています。それは、授業でもその子の状況や教科等に応じて、「ともに」学ぶことを日頃から行っているからできることです。そして、こどもたちが、「なかよく いつでも だれとでも」を実践しているからこそ、できることです。
本校は、「おなぎ 大好き!」を大きなテーマとしています。こどもたちのみならず、教職員、保護者、地域の皆様を含めたすべての皆さんの「おなぎ 大好き!」の思いがつながり、「なかよく いつでも だれとでも」が、ずっと続いていくことを願っています。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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