ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和5年度(2023年度)発行号 > 3月2日 記念すべき、第10回を迎えた「きらり☆こうとう俳句祭」
ここから本文です。
更新日:2024年3月2日
▲区長賞、おめでとうございます! |
▲法被を着て活動の紹介をする俳句部員たち |
---|---|
▲副賞として、色紙に句を書いてプレゼント |
▲俳句祭リーフレットと俳句集「きらり」第10集 |
松尾芭蕉や小林一茶、石田波郷が居を構え名句を詠む等、俳句にゆかりのある江東区では、平成26年度より、全校で俳句教育に取り組んでいます。こうとう学びスタンダードの国語スタンダードに「季節を感じ、俳句に親しみます」と位置付け、各学校では様々に工夫をして、児童・生徒が俳句に親しむ機会を設けています。そして、児童・生徒が詠んだきらり輝く俳句を称え、広く皆さんに知っていただく場として、「きらり☆こうとう俳句祭」を開催するとともに、毎年俳句集「きらり」を発行しています。
昨年度、コロナ禍を越えて4年振りに参集型での俳句祭を開催することができました。今年度は、江東区の特色ある部活動、俳句部の生徒たちが進行や準備にも参加して、新たなスタイルで開催することができました。俳句部は、江東区立中学校・義務教育学校の生徒であれば、誰でも参加することができる部活動で、月に1回(土曜)、深川第七中学校を拠点校として活動しています。今回の俳句祭では、部員たちが部活動や自分たちの句の紹介、そして新たな部員の勧誘もしてくれました。私も何度か、俳句部に参加し、生徒たちと吟行や句会をしたことがありますが、とても楽しいですし、講師の先生から直接俳句を学ぶこともできます。多くの生徒たちの入部をお待ちしております!
俳句祭では、最優秀俳句6句(区長賞・区議会議長賞・教育長賞)、特選30句、秀作60句、佳作100句を選定し、表彰しています。各学校から推薦された約1300句の中から選句をしてくださったのは、第1回の俳句祭からずっと選者をしてくださっている今をときめく俳人の堀本裕樹先生、田中亜美先生、阪西敦子先生です。本日の俳句祭では、田中先生、阪西先生から、直接児童・生徒たちに講評をしていただきました。先生方からは、それぞれの句のどんなところが良かったか、また、選句をしている時にどんなことが話題になったのか等、とても貴重なお話をいただきました。それでは、今年度の俳句祭で最優秀俳句(区長賞・区議会議長賞・教育長賞)に選ばれた句を紹介します。
【区長賞】区長賞は、ユーモアがありながら、多彩で豊かな心が表現され、江東区のこどもたちは、このように育ってほしいと思えるような句を選んでいます。
【区議会議長賞】区議会議長賞は、毎日の暮らしの中で、自然や生活を素直な心で見つめ、心に感じた表現ができている句を選んでいます。
【教育長賞】教育長賞は、学校生活を中心にかけがえのない一瞬を発見し、青春と言えるその一瞬を表現できている句を選んでいます。
俳句集「きらり」は、江東区立図書館に配架しています。江東区の児童・生徒の「きらり」と輝く句をどうぞご覧ください。また、ご家族で「芭蕉記念館」や「石田波郷記念館」、区内にある句碑等を訪れてみてはいかがでしょうか。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください