「学校、今日行く！」～教育長の学校日記～

2024年も「みんな、かがやく」1年に！

▲【七砂小】2年道徳　公平について考える	▲【七砂小】6年道徳　端末で友達の意見を共有する
▲【七砂小】協議会で連携教育を深める	▲【豊洲幼】動物に成り切って遊ぶ年中児
▲【豊洲幼】豊洲小のながチャレを憧れの目で見る年長児	▲【東川小】あそか園の方のお話を聞く4年生

　1月1日に発生した能登半島地震で亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。江東区では、既に被災地支援への取組を始めるとともに、防災の強化を進めていますが、教育委員会でも、改めて学校・園における防災対策を強化し、こどもたちの命を守ること、地域の避難所としての機能を果たしていくことに努めてまいります。今年も、学校・幼稚園等を積極的に訪問し、こどもたちや先生方の「みんな、かがやく」姿をお伝えしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【1月17日　江東区連携教育の日（第七砂町小学校）】

　17日は、年2回行っている「江東区連携教育の日」でした。私は、第二砂町中学校グループの会場、第七砂町小学校を訪問しました。近隣の保育所、幼稚園、小学校、中学校の先生方が七砂小に集まり、授業参観と協議会を行いました。七砂小では、「いじめの未然防止」をテーマに、全学級でいじめを題材にした道徳の授業を行いました。どのクラスも真剣に話し合いをし、考えを深めていました。また、1年1組は保育園の年長さんと運動遊びを通して交流しました。本区では、この時期に保育園や幼稚園の年長さんが学校生活を楽しみにして、安心して入学できるように学校訪問や体験活動等を行っています。

　授業後の協議会は、学年毎の分科会形式で熱心に意見交換を行いました。私は、話を聞きながら、先生方がこどもたちの抱える課題にしっかりと向き合い、多くの時間をかけて苦悩しながら対応してくださっていることに、心から感謝の思いを抱きました。先生方がこどもたちとしっかりと向き合い、対応できる時間を確保できるよう、働き方改革をさらに進めていきたいと思います。

【1月18日午前　文教委員会・教育委員会視察（豊洲幼稚園）】

　毎年、区議会の文教委員会と教育委員会で教育施設を訪問し、意見交換を行っています。今回は、豊洲幼稚園を訪問し、特に3歳児の保育の状況を中心に視察をしました。私はいつものマイエプロンで、幼児と関わりながら視察に参加しました。豊洲幼は150名を超える、区立幼稚園では大規模園ですが、園全体に安心感があり、一人一人の幼児が好きな遊びに目を輝かせて取り組む姿、先生方が笑顔で幼児を温かく保育する姿、また、支援員の方を含めて先生方の見事な連携の姿がありました。特に、年少3歳児のこの1年間の成長には驚きです。これらは、意図的・計画的な環境構成と先生方の一人一人を大切にした保育によるもので、まさに質の高い教育が提供されている証拠です。

　私は、年少、年中、年長のすべての幼児の遊びに関わりましたが、どの子も「幼稚園が大好き」、「先生が大好き」なんだなと実感しました。年長もり組の子が、私の名札についている三砂中生徒会の「いじめダメ！ゼッタイ」のキーホルダーを見て、急に「いじめダメ！」と節を付けて踊り出しました。友達とともにフレーズや踊りをすごく楽しんでいましたが、「いじめダメ！」の言葉が心に残ってくれたらいいなと思いました。

【1月18日午後　特別養護老人ホームあそか園との交流（東川小学校）】

　東川小の4年生が、昨年度できた学校の隣にあるあそか園を訪問すると聞き、私も参加させてもらいました。年賀状交流をしているとのことで、入所されている高齢者の方との交流も楽しい雰囲気で進みました。児童は高齢者の方に、施設での生活のこと等、たくさん質問をし、その答えを興味深く聞いていました。コロナ禍を終え、やっとこのような訪問型の交流もできるようになりました。やはり、心が通い、温かさが伝わる直接交流は大事だなと痛感しました。あそか園の皆さんと東川小の皆さんの今後の素敵な交流が楽しみです。あそか園の皆さん、ご対応ありがとうございました。

 

江東区教育委員会　教育長　本多健一朗