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更新日:2023年11月4日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

「青空すんで、かがやく未来」 周年記念式典②

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▲バルーンに、こどもたちの思いを乗せて

▲5・6年生児童による「よろこびの言葉」

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▲6年生児童の心をひとつにした見事な合奏

▲アイデアいっぱいのクラス毎のお神輿

 東砂小学校の開校50周年記念式典が行われました。本校は、東砂地区の児童数の急増に伴い、昭和49年4月第七砂町小学校から分かれる形で開校しました。初年度は5年生までの568名でのスタートとなりましたが、さらに児童数は増え続け昭和53年の4月には1246名になったそうです。開校以来、本校は地域の皆様に温かく支えられながら、50年にわたり歴史と伝統を築いてきました。本校の特色である和室を活用した東砂文化教室では、児童が書道、華道、茶道、着付け等を教えていただいていますが、日頃から地域の方々が教育活動を支援してくださっているそうです。今回の50周年に向けても、児童に地域や学校の歴史について教えてくださいました。

 コロナ禍の3年間、学校生活には制限が多くあり、中止になった行事もありました。しかし、江東区の先生方やこどもたちは常に何ができるかを考え、様々なことにチャレンジしてきました。その中で、先生方は、こどもたちが自ら考え、主体的に取り組むことの大切さを改めて実感するとともに、行事の本来の在り方についても見直すことができました。そして、こども基本法の施行により、こどもたちの意見表明や参画をより一層重視するようになっています。私は、校園長先生方に、周年に際しては、こどもたちが学校や地域の歴史を学び、多くの方々の支えに気付き、感謝の気持ちを抱けるようになることが大切で、式典等の行事自体が目的ではないこと、ましてや盛大に行ったり、そのために多くの時間をかけたりする必要はないことを話しています。大切なのは、こどもたちの思いです。

 田中校長先生の式辞や学校便りでは、本校の50周年にまつわる学習や行事が、児童の主体的な学び、様々なアイデアにより創り上げられてきたことがよく分かりました。バルーンリリースや式典での児童の言葉や態度からも、児童が主体的に取り組んできたことが伝わってきました。6年生は、式典後に合奏を披露してくれましたが、その時も児童たちは本当に生き生きとした、良い表情をしていました。

 題名にした「青空すんで、かがやく未来」は、本校に関わる皆さんならすぐ分かると思いますが、校歌の1番の歌い出しと、2番の結びの歌詞を合わせたものです。式典前に全校児童が校庭に集まり、バルーンリリースをしました。11月とは思えないほどの暖かな陽気の下、色とりどりの風船は、まさにすんだ青空に吸い込まれていきました。校歌の1番には、「君の肩にはぼくの手を さあ輪になろうよ心はひとつ 明日に向かってたくましく」、2番には、「明るい心やさしさを さあ分けあおうよ心はひとつ 明日に向かってほがらかに」という歌詞があります。開校50年の本校ですが、校歌の歌詞には現代に通じる新しささえ感じます。歌詞は、何と当時の児童から募ったとのことです。開校当初から本校が児童の主体性を大切にしていたことが、このことからも分かります。

 改めて、東砂小学校開校50周年おめでとうございます。開校50周年を祝う会実行委員会、PTA、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。私は、式典で「50年後の100周年では、皆さんがその時のこどもたちに学校や地域の歴史を教えてあげてください。そして、先輩の堀米雄斗選手のように夢に向かって努力し、輝く人になってほしいと思っています」と児童に話をしました。児童が大人になって、「かがやく未来」をつくり、本校を支えてくれる大きな力になってくれることを期待しています。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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