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更新日:2024年2月21日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

こどもたちと先生たちと…、みんなで創っていくものなのです。

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▲素敵な歌声が響き渡る音楽朝会

▲俳句で「学校賞」受賞!おめでとうございます!

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▲4年理科 実験も記録もバッチリです!

▲5年算数 ちょっと難しい問題に挑戦!

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▲1年生活 年長さんを体育館に案内しました!

▲ひまわり教室 ボッチャを通して学びを深めます

 傘はいらないかな…。昨日までの春先のような暖かさが嘘のように寒い朝、富岡八幡宮と深川公園の間の歩道をこどもたちとともに歩きながら、数矢小学校を訪問しました。

 音楽の先生がピアノを奏でる体育館にこどもたちが集まって来ました。「♪ありがとうって言えたなら 心が温まってきた ありがとうって言えたなら 君に幸せが届くよ…」今日は、音楽朝会です。来週の「6年生を送る会」の中で、みんなで合唱する歌「素晴らしい言葉」の素敵な歌声を聴かせてもらいました。後半部分は、1・2・6年と3・4・5年で、パートが分かれ、きれいなハーモニーとなります。「♪世界中の『ありがとう』が 君と僕に届くよ ありがとう ありがとう それは素晴らしい言葉」朝から幸せのお裾分けをいただきました。

 昨年度110周年を迎えた本校は、今年度は111周年。普通であればいつもの1年ですが、本校では今年度を「111(トリプルワンダフル)」と名付けました。飯川校長先生は、「110周年の昨年度、こどもたちが神輿を担いで町に出て行きました。コロナ禍も越えて、今年度は地域の方、保護者の方に学校に来てもらいたいと考えて、校内で『111(トリプルワンダフル)まつり』を開催し、たくさんの方々を招待することにしました」と話してくださいました。「おまつり」と言っても、こどもたちがSDGsを切り口に、これまで学習したことを発表したり、体験型ブースを作ったりと個性豊かなおまつりになりました。私は、こどもたちがまつりについて報告してくれた動画を見たのですが、「自分たちで考えた」、「自分たちで創り上げた」というこどもたちの熱い思い、達成感が伝わってきました(数矢小のホームページで報告の際のスライドを見ることができます)。

 音楽朝会後、各教室の授業の様子も見せていただきました。2、3年生では、先生が困るくらいにたくさんのこどもたちが「は~い!」と手を挙げている姿がありました。4年生では、生き生きと自分の考えを表現したり、実験に集中したり、わくわくして学んでいました。5年生の算数では、ちょっと難しい発展的な問題をみんなで考え、熱心に解いていました。6年生の教室では、卒業までのカウントダウンが掲示されており、それぞれの授業でも残された日々を惜しむような落ち着いた雰囲気が感じられました。

 1年生は、近隣の保育園・幼稚園の年長さんを招待して一緒に学んだり、遊んだり、校内を案内したりする活動に取り組んでいました。江東区では、保育園・幼稚園と小学校の接続を大切にして、連携教育に力を入れていますので、このような活動に積極的に取り組んでいます。寒い中来てくれた保育園・幼稚園の年長のこどもたちと先生方、いろいろと考えてくれた本校の1年生のこどもたちと先生方、ありがとうございました。学校探検に行く前の1年生のこどもたちと話していると、「わたしたちは、学校のことよくしっているんだ!」という自信が感じられました。入学後の1年間の成長って、すごいですね。

 思い返すと、どの教室にも、いや学校中の至る所に笑顔がありました。そして、どの授業もこどもたちと先生で創り上げているなという感じがしました。学校の先生方には有名な、「教室はまちがうところだ」という蒔田晋治さんの詩があります。今は絵本にもなっているので、ご存じの方も多いことと思います。こどもたちが安心感をもって、自分の思いを述べることができる、江東区の学校の教室はそんなところであって欲しいと思っています。本校の教室は、そんな温かみが感じられるところでした。

 「111(トリプルワンダフル)」って、「学校(1)と家庭(1)と地域(1)」とも考えられますし、「こども(1)と先生(1)と周りにいる大人(1)」とも考えられますよね。関わるみんながワンダフルになる、みんなで創っていく、学校ってそうあるべきだと思います。「ありがとう」という素晴らしい言葉、温かさや笑顔があふれ、みんなが安心して間違えられる、そんな学校づくりを「ともに」の思いで支えていただけたらと思います。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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