ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和5年度(2023年度)発行号 > 2月2日 たいせつなものが、ここにはある⑩ ~「毎日が、スペシャル!」~

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更新日:2024年2月2日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

たいせつなものが、ここにはある⑩ ~「毎日が、スペシャル!」~

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▲ゲートで、リストバンドを「ピッ」とします

▲凝った作りの「スリラーカー」確かに怖い!

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▲「マジックショー」中の友達は大丈夫?

▲ゴジラ映画から、最後はヒーローショーへ

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▲レジの精算では、カードも使えます!

▲サインもいただき、握手もしてもらいました

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▲お兄さんお姉さんと一緒にドッジボール

▲自分の中の退治したい鬼は、何鬼かな?

 ちどり幼稚園を訪問しました。豆まきに参加したかったのですが、豆まきは午後に行うとのことで、残念ながら鬼役はお父さんたちと職場体験中の深川三中の生徒たちにお任せすることに…。しかしながら、先週オープンしたすみれ組さんが力を合わせて創り上げた「ちどりまつり」にご招待いただきました。

 江東区立幼稚園の園行事は、幼児が遊びや体験を通して考えたことを基に、みんなで意見を出し合いながら、協力して創り上げることを大切にしています。この経験や学びを通して、幼児は予測困難な時代を生き抜くために必要な非認知能力、問題解決能力を身に付けていきます。「ちどりまつり」は、すみれ組の幼児が12月に遠足で行った「花やしき」での経験を基に、幼児たちの「やりたい」を実現したものです。私は、幼稚園担当の指導主事を長年やってきましたので、このような行事は数多く見てきましたが、すみれ組15名の「ちどりまつり」のクオリティは最高レベルでした。よくあるのは、「遊園地ごっこをしよう!」となり、いくつかのアトラクションを再現するというものです。それでもすごいのですが、本園では、アトラクションに、お菓子屋さん、ステージでのショー、とかなりの規模でした。「ちどりまつり」は、「花やしき」での経験のみならず、幼児のこれまでの他の遊園地での経験や、自分のやりたいことをしっかりと形にできた、すみれ組のみんなの努力の結晶です。

 「ちどりまつり」のゲートで、フリーパスのリストバンドをIC読み取り機にかざして入場しました。このアイデアもすごいですよね(自分で、「ピッ!」と言います)。まずは、「びっくりハウス」です。ソファを改造した乗り物に乗り、安全装置を付けると、不規則に動き出しました。いやいやなかなかリアルです。次は「スリラーカー」です。入口前で、「ライトは、いりますか?」と声をかけられたので、ヘッドライトを借りて入場しました。1人用の乗り物に乗ると暗いコースを動き出しました(幼児が押してくれています)。BGMも、驚かす仕掛けもかなりリアルです。怖さだけでなく、安全対策やお客さんへの声かけ等、よく研究していますね。

 次は、ショーステージで、マジックショー、ダンスショー、そしてOHP(これを今、使っているのは幼稚園の遊びだけでしょう)を活用した映画「ゴジラ対メガロ」とヒーローショーが行われました。どれも、その子のこのショーへの思いが伝わってくる素晴らしいものでしたが、個人的には僕らの世代の50年前の「ゴジラ対メガロ」に感動してしまいました。OHPシートの怪獣たちの絵が本当に上手でしたね。お菓子屋さんでは、きれいで美味しそうなキャンディーやドーナツにも驚きましたが、ポップコーンマシーンのクオリティの高さにも感動しました。面白かったのは、「バナナとチョコのミックスで!」と注文したら、あっさりと「1つにしてください」と言われてしまいました。実は、何種類もあるフレーバーですが、ミックスしてしまうと、また分けて戻すのがかなり大変だということをこれまでの経験で学んだ(懲りた?)ようです。「では、バナナでお願いします!」

 江東区立幼稚園は、幼児の「やりたい!」が「できる!」ところで、「楽しい」の連続で、幼児にとっては、「毎日がスペシャル」です。貞方功太郎園長先生に伺うと、本園は、特に「スペシャル」に「スーパー」が付くような毎日だったようです。今年度末で閉園となる本園では、「思いっきり、ちどり!」というスローガンを掲げ、既成概念に捉われず、こどもたちの「やりたい!」、「こうしたい!」というアイデアを保育に取り入れてきたそうです。「育てたい野菜が多かったので、畑をもう一つ作った」、「こども会では、劇ごとに常設ステージを作った」、「遠足の場所をこどもが話し合い、水上バスに乗って港区の幼稚園と交流した」、これらはほんの一例で、様々なことに挑戦してきたそうです。そして、こどもたちはこのような取組を通して、「自分たちなら、何だってできるんだ!」という自信を身に付けることができたとのことです。

 「毎日が、『スーパー』スペシャル!」な、ちどり幼稚園の皆さん、また伺いますね。その時は、さらにパワーアップしたすみれ組さんに会えるかもしれませんね。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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