「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
「こども×アイデア=∞」 ~こうとうジュニア未来会議~
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▲まず職員から江東区についての説明をします |
▲出された意見を話し合いながら分類します |
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▲水色は良いところ、ピンクは足りないところです |
▲最後にテーマ毎に発表し合います |
「こどもまんなか」を進める江東区では、今後の長期計画策定に向けて大人だけでなくこどもたちからも意見を聞くために、「こうとうジュニア未来会議」を開催しました。8月6日に第1回を江東区文化センターで開催し、その後、青少年交流プラザ、豊洲文化センター、こどもプラザで、そして今日、最終回となる第5回を江東区役所で開催しました。
毎回、小学校4年生から高校生までの約30名のこどもたちが集まって(合計約150名)、江東区のいいところや足りないところ等について意見を述べ合いました。
私は、こどもたちの意見を直接聞きたかったので、どうしても外せない公務が入っていた時以外の3回(江東区文化センター、豊洲文化センター、江東区役所)に参加してきました。初めて会った子たちが、それも江東区のことについて話し合うので、うまくいくか心配なところもありましたが、その不安な気持ちは大きく裏切られました。自己紹介をする内に、みるみる笑顔があふれ出し、本当に初めて会ったの?と思うほど、仲良く話が進んでいきました。特に、中学生や高校生の子たちがとても優しいんです。年下の子たちが意見を言いやすいように声をかけたり、相づちを打ったりしてあげていました。小学生の子たちも、自ら進んでまとめ役をしたり、積極的に意見を述べたりして、どの回でも、どのグループでも時間が足りなくなる程でした。また、事前に調べたり、意見をメモしてきたりする子もいて、とても感心しました。こどもたちの貴重な意見は、今後、区長や関係課に届けられるようです。教育に関する内容は、直接私が聞いていましたので、できるところからすぐ対応していきたいと思っています。
今回、こどもたちの意見を直接聞いて、またその話し合いの様子を見ていて、改めて江東区のこどもたちはすごい!と思いました。初めて会った異年齢の子たちと仲良くなれること、自分の意見をもっていること、意見をしっかりと述べられること、集まった意見を分類・整理できること、話し合ったことを「ノー原稿」で発表できること…等々。特に参加したみんなが、意見を言いやすい雰囲気をつくることができていたのは素晴らしいなと思いました。本当にみんな楽しそうでした。きっとご家庭で温かく、そして様々なことに関心をもてるように育てていただいているんだろうなと感じました。また、ある子が「学校で、先生がこういう話し合いをよくしてくれています」と話してくれました。主体的・対話的で深い学びを、学校でしっかりと実践している先生方にも感謝です。
「こども基本法」施行元年の今年度、私は校長先生方にこどもたちとの対話を大切にするようにお願いしています。今回の「こうとうジュニア未来会議」に参加して、私たちは、そして学校では、もっともっとこどもたちと向き合って、一人一人の思いを聞いていかなければいけないなと実感しました。どんな方法がいいか等は、まさに「こどもまんなか」で、各校においてこどもたちの意見を尊重して決めていくことが大切ですね。
5回の「こうとうジュニア未来会議」に参加してくれたこどもたち、ありがとうございました。保護者の皆様、学校の先生方もご協力ありがとうございました。こどもたちの意見を生かして、「もっとよくなる江東区」をさらに進めていきます!
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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