「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
たいせつなものが、ここにはある⑦ ~育ち合い、つながり合う広場「江東区立幼稚園」~
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▲「年中組のダンスかっこいいね!」by年長組 |
▲年長組 イメージが広がる遊戯室の大型積み木 |
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▲未就園児の「ジャンプクラス」(製作体験) |
▲未就園児の「ジャンプクラス」(学級活動体験) |
第五砂町幼稚園の訪問の続きです。今日はお伝えしたいことがたくさんあったので、五砂幼の学校日記の延長戦です。もう少し、お付き合いください。
朝の集まりが終わった年長そら組さん。それぞれにやりたいことが決まっています。遊戯室に行きたいメンバーは、一目散に遊戯室にと行きたいところですが、本園の年長さんはちょっと違います。「走らない、走らない」と独り言のようにつぶやきながら、早歩きで遊戯室に向かいます。そら組のお部屋から遊戯室までは直角に曲がったところにあります。走ったら危ないということをちゃんと学習して、心に刻んでいるのでしょうね。
江東区立幼稚園では、どの園でも遊戯室で大型積み木を使ってダイナミックに遊べるのは年長さんのステイタスでもあります。声を掛け合いながら、4つの場ができました。大きな積み木は2人で運ぶことになっているので、「おーい!手伝って~」とか言いながら、運んでくれる友達が来るのを待ちます。運びながら、どこに置くかを相談しているグループもあります。あっという間に、焼きそば屋さんや大きな宇宙船「スペースウォッシャー号」等、イメージが形になっていきます。ある子が、大型積み木をいくつか積み重ねた時でした。すると、それを見ていた子が近くに来て、「かたよりうえになってるよ」と優しく教えてあげました。大型積み木はダイナミックに遊べる一方、あまり高く積み重ねると危険です。クラスで決めたルールを、みんなで声を掛け合って守っているんですね。そら組さん素敵です。言われた子は、「ほんとだ!」という表情で積み木を下ろしていました。本園の子たちは、みんなで育ち合っているなあと実感しました。今日、こんなこともありました。そら組の保育室のかき氷屋さんで、私がかき氷を買って食べようとしたときでした。近くにいた子から「『いただきます』いった?」と言われてしまいました。最近、「いただきます」と声に出して言っていないことに気付かされました。本園の子、立派です。参りました。今は、教育長室で、一人でお昼を食べるときも、「いただきます!」と言っております。
今日、本園では、江東区立幼稚園全園で実施している、未就園児を対象とした親子登園「かんがるーひろば」の一環で、幼稚園入園を間近に控えた3歳児(本園では2歳児も参加可)を対象としたプレ幼稚園「ジャンプクラス」が行われました。本園では、毎週行われています(実施日は、各園のホームページでご確認ください)。「ジャンプクラス」について、木村園長先生に伺うと、「地域の未就園児をもつ保護者の子育て支援の役割を担えるように、週1回行っています。好きな遊びの後は、みんなで活動する時間を設けて、幼稚園の学級活動を体験できるように工夫しています。参加された保護者の方は、友達ができたり、家庭ではできない体験ができたりするので、毎週楽しみにしていると仰っています。何より、幼稚園を修了した子の保護者の皆さんが,ボランティアスタッフとして未就園児親子に温かく関わってくださるのがありがたいです」と話してくださいました。
江東区教育委員会の教育振興基本計画である「教育推進プラン・江東(第2期)」には、キーワードがあります。それは、「with… ~ともに~」です。「子育て」が「孤育て」になってはいけません。江東区立幼稚園は、育ち合い、つながり合う広場であり、「子育ての応援団」として就学前教育のセンター機能を担っています。未就園児親子の皆さん、いつでも、気軽に各園にお立ち寄りください。10月7日、14日は各園で運動会を実施します(日程は、各園のホームページでご確認ください)。笑顔いっぱいの幼児、先生方が皆さんを待っています!
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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