「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
40周年、私たちの「心をカタチに」 周年記念式典①
▲代表生徒による「生徒祝いの言葉」 |
▲40周年の「心をカタチに」した校歌斉唱 |
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▲生徒会「心をカタチに」プロジェクト 掲示 |
▲美術部生徒作キャラクター Niina40 |
第二南砂中学校の開校40周年記念式典が行われました。本校は、昭和59年4月、南砂中学校の生徒数増加により、共立機械工場跡地に区内22番目の中学校として開校しました。初年度は、南砂中からの2年生4学級176名と、新1年生5学級184名の2学年、360名でのスタートでした。分離新校の2学年のみにもかかわらず、この人数ですから、南砂地域の開発の規模と、当時のこどもたちの多さに驚かされます。
和田校長先生は、式辞で本校の歴史や伝統を振り返り、「あいさつの二南」というお話をされていました。このことは、本校をずっと支えてくださった地域の皆さん、そして現在の生徒たちも、本校の伝統として話題にするほど、しっかりと根付いています。開校当初から40年間も一貫して、ぶれることのないキャッチフレーズがあるというのは素晴らしいことです。これまでの校長先生を始め教職員の皆様のご指導はもとより、地域の皆様の熱い思いとご支援がなければできないことです。改めて、本校の教育に携われてきた皆様に感謝いたします。
区内の学校の周年記念式典に毎年出席をさせていただいていますが、校章や校歌に小学校では桜、中学校では梅を用いていることがよくあります。梅の場合、梅の花が厳しい冬、寒さを耐えてきれいな花を咲かせるということと、義務教育の最後である中学校と中学生という心身ともに大きく成長する時期を重ねる思いがそこにあるのだと思います。本校も校章と校歌に梅が用いられています。校歌の1番は、「香りゆかしく咲く花の 梅を心の姿とし 日々を充たして重ねつつ 得よう実りの喜びを」です。素敵な歌詞です。本校の校歌は、開校2年目にできたそうですが、2番には、「人には尽きない知恵がある 堅くやりぬく意志を持ち 開こう自己の可能性」という歌詞があります。VUCAと言われる時代を生きていく、今の生徒たちにとっても大切なメッセージだなと思います。
現在の本校には、「心をカタチに」という新たなテーマがあります。これは、本校が令和2年度から3年間本区の研究協力校として、研究に取り組み始めた時から大切にしていることです(詳しくは、昨年度の学校日記・10月13日「心をカタチに」する生徒たち<前編・後編>をご覧ください)。今日の式典に参加していた生徒たちの姿、生徒代表の祝いの言葉、全校生徒による合唱「時の旅人」からは、生徒たちの「心」がしっかりと伝わってきました。私は祝辞の中で、生徒たちに次のような話をしました。「この40周年という年に、皆さんはどんな思いを抱いていますか。本校の歴史を築いてくださった先輩方に対してはどうでしょう。温かく支えてくださっている多くの皆様に対してはどうでしょう。そして、未来の二南中の生徒たちへはどうでしょう。ぜひ、皆さんの『心をカタチに』してもらいたいなと思っています。どんなカタチになるのか期待しています」
改めて、第二南砂中学校開校40周年おめでとうございます。開校40周年記念行事実行委員会、PTA、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。式典に参加された皆さんが、生徒たちの立派な姿を褒めていらっしゃいました。「あいさつの二南」は、生徒たちが「心をカタチに」することの大切な取組として、これからも引き継がれていくことと思います。何より、今の本校の生徒たちが、本校のこれからを創り、大人になって本校を支える大きな力になってくれることでしょう。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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