更新日:2023年7月4日
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江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
江東区立幼稚園で大切にしていること
今、区役所の2階の区民ホールに、江東区立幼稚園のひばり幼稚園とみどり幼稚園の園児たちの作品が掲示されています。どの作品も、幼児が遊びや生活を通して自分の思いを表現したすてきなものになっています。作品は31日まで掲示されています。作品の詳細等は、各園のホームページをご覧ください。
江東区立幼稚園では、こどもたちの主体的な活動をとおして様々な経験ができるよう、意図的・計画的に保育を行っています。先生たちは、指導計画とその日の幼児の思いや行動を踏まえて、次の遊びの環境構成を考えます。ここで、先生は幼児がわくわくする姿を思い浮かべます。今年度からは、すべての園でより確かに幼児の成長を促し、小学校等でのその後の学びにつなげられるよう、幼児期に必ず体験する内容を「就学前教育スタンダード」として明確にし、取組を進めています。
<就学前教育スタンダード>
・のびのびと体を動かす ・自分でよく考える ・友達と遊ぶことを楽しむ
・相手の気持ちを考える ・「ありがとう」と言われる嬉しさを感じる
・十分に試したり工夫したりする ・自然にたっぷり触れる
・数や文字などに関心をもつ ・楽しく話したりよく聴いたりする
・いろいろな表現を楽しむ
幼児期の教育の重要性に触れた、ロバート・フルガムの「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」というエッセイがあります。「何でもみんなで分け合うこと」、「ずるをしないこと」、「使ったものは必ず元の所に戻すこと」、「誰かを傷付けたら、『ごめんなさい』と言うこと」等々、フルガムは16項目を挙げています。どれも大人になっても大切なことです。江東区立幼稚園では、先に示した「就学前教育スタンダード」にあることを経験させながら、生きていく上で大切なことをしっかりと身に付けさせていくことを大切にしています。実は、フルガムが挙げたことの中には、新型コロナウイルス感染症対策にもつながる「手洗い」のこともあります。
江東区立幼稚園の教育にご興味のある方は、お近くの園に、ぜひご連絡ください。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
お問い合わせ先
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