更新日:2022年6月25日
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江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
「地域の方とともに歩んで行きます!」 周年記念式典①
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▲学校名の変遷が分かる校内展示 |
▲「開校110周年壁画プロジェクト」 |
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▲記念式典のオープニングセレモニー |
▲みんなの思いよ届け、バルーンリリース |
第二大島小学校の開校110周年記念式典が行われました。本校は、明治43年大島女子尋常小学校として開校しました。大正12年9月の関東大震災では校舎の損害も多く、さらに本校が罹災者の収容所となったこともあり、9月中は臨時休業となりました。また、昭和20年3月の空襲で校舎は焼失し、翌年の3月に学校は廃止となりました。しかし、昭和27年4月には、江東区立第二大島小学校として設立、復興されました。本校はこれまで多くの苦難を乗り越え、様々な変遷を経ながら、110年という長い歴史を多くの学校関係者、地域の皆様とともに築いてきました。
そして、本校は110周年という記念すべき節目の年に改築工事を行い、令和6年夏には新たな校舎に生まれ変わり、未来へさらに歩み続けていきます。こどもたちや地域の皆様の思い出が残る現在の校舎内の廊下や階段の壁面には、「開校110周年壁画プロジェクト」として、こどもたち一人一人が感謝の思いを込めて絵を描きました。長い間活躍してくれた校舎もきっと喜んでいるのではないでしょうか。
記念式典には、5・6年生が児童代表として会場の体育館で参加し、1~4年生は教室でオンライン参加しました。福田校長先生は、式辞の中で、本校の歴史を振り返るとともに、校風について話をされました。校風の中で、特に「こどもたちが素直で明るく真っ直ぐなところ」、そして「保護者や地域の皆様の教育への熱い思いや願いに支えられているところ」は、時代を越えても受け継がれている本校の財産です。一日を通して、保護者や地域の多くの皆様が学校を支えてくださっていることがよく分かりましたし、こどもたちの素直で伸びやかなところも伝わってきました。そして、至る所でこどもたちを支え、見守っている教職員の細やかな指導や配慮がありました。これも本校が築いてきた大事な校風の一つです。6年生が行った式典のオープニングセレモニーと校歌の演奏は、こどもたちと先生の思いが伝わるものでした。こどもたち以上に指揮をされた先生の方が緊張していたようで、私も緊張して見ていました。演奏を含め、記念式典とその後のアトラクション、こどもたちはとても立派でした。こどもたちはもちろん、そしてその活躍を支えていた先生方のご尽力にも拍手を送ります。
改めて、第二大島小学校110周年おめでとうございます。開校110周年を祝う会、110周年実行委員会、PTA、地域学校協働本部、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。記念式典のこどもたちの「喜びの言葉」の中に、とても印象深い言葉がありました。それは、「地域の方とともに歩んで行きます」という言葉です。一世紀を越えて地域に愛され、支えられ続けている学校、そしてそのよさ、校風をこどもたちが実感していることが、また素晴らしいですね。本校のこどもたちが大人になった時、きっと校風を受け継ぎ、支える側になって活躍してくれるだろうと確信しました。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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