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教育委員会

更新日:2022年7月4日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

熱い思いで、授業改革・学校改革にChallenge!

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▲深川三中 国語 グループで熱心に意見交換

▲深川三中 国語 シートに意見を書き込み、共有

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▲有明中 数学 グループの考えを全体の場で発表

▲辰巳中 音楽 創作した旋律をグループで発表

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▲二南中 校長先生の学校経営のプレゼン

▲深川八中 社会 デジタル教科書の効果的な活用

 6月22日は深川第三中学校、27日は有明中学校、28日は辰巳中学校で、本区が取り組む「中学校教科交流授業研究の日」という、先生方が授業力を向上させるための提案授業を参観してきました。一人一台端末の配付、そして指導者用だけでなく学習者用のデジタル教科書も導入され、新学習指導要領に基づく授業を展開している今、学校は授業をこれまでのスタイルから大きく変えていく必要があります。特に、一人一人が生きる、個別最適化した授業を進めていくことが求められる中、授業は、改善というより改革という大きな進化が必要です。

 深川三中では、3年生の国語の授業を見ました。まず、読書をしながら静かに授業開始を待っている姿に驚きました。落ち着いた雰囲気で、授業はしっとりと始まりました。「作られた『物語』を超えて」という論説文を読んで、論理の展開について根拠を述べながら評価するという少々難しい内容でしたが、生徒一人一人が端末でJamboardというアプリを使い、各グループのボードに意見を書き込んだ付箋を貼り、話し合いました。端末を活用することで、参加意識も高まり、意見も可視化され話し合いは効果的に行えました。

 有明中では、1年生の数学の授業を見ました。ここでもJamboardが活躍していました。「文字と式」の学習で、棒で正方形を作り、つなげていく場合に必要な棒の本数を求める式を、文字を使って表します。端末を活用し、いろいろな考え方をグループで共有し、全体の場でグループの代表の考え(式)を発表しました。様々な式を考えることができる生徒たちに、とても感心しました。

 辰巳中では、2年生の音楽の授業を見ました。国語の時間に作った自分の俳句に旋律を付けるという創作の授業でした。ここでも端末は大活躍で、生徒はSONG MAKERというアプリを使って作曲しました。言葉の抑揚を生かして旋律を作ることを目指しており、事前に民謡音階についても学習しているので、生徒たちはなぜこの旋律にしたのかをしっかりと説明していました。何より、国語の時間に思いを込めて作った自分の俳句に旋律を付けるということが学習意欲を高めることにつながったと思います。

 3つの授業に共通して言えることは、「答えが一つではない授業」であったこと、そして使用することが目的ではない端末をあくまでもツールとして、先生も生徒たちも学習のねらいを達成するために、効果的に活用することができたということ、さらに先生方の生徒や授業への熱い思いがそこにあったことです。授業は生徒が主役です。先生が主導権を握る一斉伝達型の授業ではなく、生徒が意欲的かつ主体的に問題解決に取り組み、確かな力を身に付けていく授業を目指し、授業改革を進めていくことが重要です。本区では、今回の3つの授業だけでなく、全ての教科でこのような提案授業を行い、江東区立中学校・義務教育学校後期課程の全ての先生方がオンデマンド方式で授業映像を見て、意見交換し、授業力を高め合います。この取組は、6月と10月の年2回行っています。

 さらに、7月1日には第二南砂中学校に、そして4日には深川第八中学校に行って、校長先生から学校経営について話を伺いました。二南中の和田校長先生は、「ホームページや学校だより等で情報発信に力を入れています。生徒主体の取組を充実させ、元気な学校、温かい学校づくりを進めていきます」と、深川八中の齊藤校長先生は、「生徒たち一人一人を大切にして、自己肯定感や自己有能感を高めていきます。そのためにも、生徒たちが『分かる』、『できる』と実感できる授業、異年齢交流の充実を図っていきます」と、お二人とも学校改革を進めていく決意を熱く語ってくださいました。

 授業改革、学校改革は先生方の不断の努力により実現します。そして私たちは、その改革がしっかりと進むよう、「ともに」の思いでしっかりと支援していきます。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

お問い合わせ

教育委員会事務局 庶務課 教育政策調整係 窓口:区役所6階1番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-8542

ファックス:03-5690-6911

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