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教育委員会

更新日:2022年6月20日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

「本の森」は、こどもたち、学校、地域の宝物

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▲「本の森」は一大小の素敵な空間

▲こどもたちが持っている図書ファイル

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▲区立図書館からの団体貸出、テーマは「SDGs」

▲児童会(計画委員)の挨拶の取組

 第一大島小学校を訪問しました。2年前の130周年記念式典やその後のアトラクションでの6年生の言葉がとても立派だったことを思い出しました(「教育長の学校日記」令和2年度発行号「今、楽しもう 未来へはばたこう 仲間と共に」参照)。本日は、校内でのこどもたちの様子を見せていただきました。

 神谷校長先生にこどもたちの様子を伺うと、「本校のこどもたちは、挨拶がとても上手です。しっかりと目を合わせて挨拶をする子、立ち止まって挨拶をしてくれる子もいます」と話してくださいました。私が校内で出会ったこどもたちも、一人一人が気持ちのよい挨拶をしてくれました。廊下では、計画委員のこどもたちが取り組んでいる「めざせ!あいさつ仙人」という掲示物をいくつか見かけました。「仙人」とはすごいなと思い、掲示物をよく見ると、名人を超えると達人、達人を超えると仙人なのだそうです。そして、仙人になるには、ただ挨拶をすればよいわけでなく、挨拶の後に一言加えることが必要なのだそうです。その一言が、互いの心をつなぎ、関りが広がっていくのでしょうね。

 本校は、これまで学校図書館の整備や活用、読書活動等に力を入れて取り組まれてきました。今回、ちょうど2年生が図書室(学校図書館)を活用していたので、中に入って様子を見せていただきました。図書室に入った瞬間から、特別で素敵な空間に入ったような気持ちになりました。「本の森へようこそ」というウエルカムボードが、すぐに目に入りました。なるほど、本校の図書室は、本が生きていて、そこにこどもたちが集う、まさに「本の森」だったんですね。私が特別な空間と思ったのは、本とこどもたちが一体となって図書室という空間を作り上げている、今までどこの学校の図書室でも感じたことのなかった雰囲気を感じたからだと思います。書架の向きや高さ、掲示物や本の展示の仕方、絵本コーナー等、いいなと思うことがあふれていました。また、こどもたちが持っていたファイルには様々な読書の取組に関する資料等が入っていました。

 これは、もっと知りたいと思い、神谷校長先生に資料を見せていただきました。本校で作成している「学校図書館づくり実践事例集~学校図書館の再生と活用~」を読むと、本校で今も講師として勤務されている先生を中心に、「ぶっく♥まま」という保護者ボランティアの皆様、学校や地域の皆様で「本の森」づくりを熱心に進めてこられたことがよく分かりました。学校図書館再生への道、そのご努力は、ここでは紹介し切れませんが、NHKの「プロフェッショナル」か、「プロジェクトX」で取り上げられるような素晴らしい取組です。そして何より素晴らしいのは、「本の森」を中心に、本校での読書活動が充実し続けているということです。朝読書、親子読書、読書貯金、図書館活用授業、夏休みの図書館開放等々…。保護者ボランティア「ぶっく♥まま」の取組も充実され、講師の先生による本校の取組をまとめられた新たな事例集も発行されるようです。他校でも参考にできる素晴らしい事例集です。

 今、江東区立学校の全ての学校図書館には、司書が配置され、学校における読書活動や図書館活用にも力を入れています。江東区教育委員会では、今年度から4か年に渡る「第三次江東区こども読書活動推進計画」に基づく取組も始めています。ますます、こどもたたちが本に親しむことができるよう、力を尽くしてまいります。これまで、区内の学校の図書館や幼稚園の図書コーナー等の整備や読書活動の支援に取り組んでくださった、そして今も支えてくださっている多くのボランティア等の皆さんに心より感謝申し上げます。そして、これからも「ともに」学校図書館、図書コーナーの充実にお力添えくださるよう、お願いいたします。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

お問い合わせ

教育委員会事務局 庶務課 教育政策調整係 窓口:区役所6階1番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-8542

ファックス:03-5690-6911

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