更新日:2022年6月8日
ページ番号:26533
江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
笑顔があふれ、あいさつが響き合う、こどもが主役の学校
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▲本校で目指す「輝く学級経営」ここにあり! |
▲休み時間の校庭には、多くの児童や先生方の姿が |
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▲江東区の特色、俳句にも熱心に取り組んでいます |
▲6年生の運動会新聞、思いが込められていました! |
砂町小学校を訪問しました。「ふらっと来てください」というお声を市川校長先生からいただき、丁度時間ができたので、まさにふらっと訪問させていただきました。「学校、今日行く!」には、そんな意味もあります。
校内を歩いていると、廊下で会うこどもたちが、それは、それはとても気持ちのよい挨拶をしてくれます。こちらも自然と笑顔で挨拶を返し、朝からうれしい気持ちでいっぱいになりました。
市川校長先生に、挨拶についてお話を伺うと、「挨拶には力を入れています。挨拶には、『人と人との心をつなぐ』、『気持ちを伝える』、『礼儀を伝える』、『1日の始まりの合図』、そして『自分の存在を示す』等、様々な役割があると考えています。こどもたちと挨拶をしていると、同じ挨拶は一つもないこと、そして、こどもたちの挨拶が日々“進化”していることを感じます。そこには、信頼関係の深まりや新たな発見があります。挨拶は、本校のこどもたちの成長に欠かすことのできない大切な宝物です」と話してくださいました。なるほど、目指す学校像にも「笑顔があふれ、あいさつが響き合う、こどもが主役の学校」と、挨拶がその中心にありました。
区役所に戻ってきてから、どうしてあんなに気持ちのよい挨拶ができるのだろうと気になったので、私からの質問を6年生に聞いていただきました。
「砂町小のこどもたちは、どうして素敵な挨拶ができるのですか?」
・みんな、挨拶すると気持ちがよくなることを知っているからです。
・挨拶をすると元気になることを知っているからです。 等
「挨拶について、どう思いますか?」
・思いやりだと思います。 ・コミュニケーション力を高めるものだと思います。
・大切な言葉だと思います。 ・常識、当たり前のことだと思います。 等
なるほど、気持ちのよい挨拶ができるのは、こどもたちが挨拶のよさをしっかりと分かっていて、主体的に取り組んでいるからだということがよく分かりました。6年生の立派な回答にも感心しました。
全てのクラスの授業も見せていただきました。どの授業でも、こどもたちの元気のよさ、素直に頑張る姿を見ることができました。そして、何より先生方のこどもたち一人一人を大切にする思いも伝わってきました。
5年生の音楽の授業、音楽室から「ビリーブ」の素敵な歌声が聞こえてきました。先生が、歌を歌うための大切な5つのこと、「姿勢」、「正しい音」、「声の量」、「大きな口」、「きれいな声」について確認した後のことです。「全部、頑張らなくてもいいよ。どれか、自分が頑張れることを決めて、まずそのことを頑張ってみようよ」と先生が話した途端、多くのこどもたちがホッとした表情で、口々に自分が頑張ることについて話し出しました。
3年生の教室には、こどもたちが考えた学級目標が掲示してありました。全員で作り上げた学級目標の掲示物には、一人一人のクラスのみんなへのメッセージもありました。先生の思い、そしてこどもたちの思いが創り出す学級の温かい雰囲気は、その教室に一歩踏み入れるだけで分かります。いいクラスだなと感じました。私も担任時代に、こどもたちと長い長い学級目標を作って、毎朝みんなで声を出して唱えていたことを思い出しました。
本校は、今年度は131周年を迎えました。「130周年 プラス1」ととらえ、「伝統の継承と新たな創造」という思いを込めたそうです。いいですね。本校の今年度の「プラス1」に期待しています!
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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