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教育委員会

更新日:2022年7月8日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

「Let’s try!(やってみよう・挑戦しよう)」

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 第六砂町小学校を訪問しました。今日は、教育委員会事務局の指導室が定期的に実施している学校訪問が本校で行われており、ちょうど私も時間が作れたので参加させてもらいました。本校のホームページでは、様々な取組が定期的に発信されており、その中で見た「ビオトープ再生」と「六砂ワンダーランド」のことが特に気になっていたので、訪問を楽しみにしていました。

 早速、先生や主事さん方を中心に再生の取組を進めてきたビオトープを見せていただきました。5年生が植えた稲は立派に育っていましたし、池にはシオカラトンボのつがいが来てメスの産卵をオスが見守っていました。来年、ここから何匹のトンボが飛び立つでしょう。江東区は環境教育に力を入れ、多くの学校にビオトープを整備していますが、生物にとって望ましい環境を維持していくこと、またこどもたちが主体的に関わりながら環境学習や理科、社会、生活の学習に生かしていくことは、なかなか難しいことです。本校のビオトープ再生チャレンジ、これからが楽しみですね。応援しています!

 景山校長先生には、今年度の学校経営についてお話を伺いました。今年度のテーマは、「Let’s try!(やってみよう・挑戦しよう)」だそうです。昨年度が「Let’s think.(考えよう)」でしたので、昨年度の実践を生かして、さらに新たなことに挑戦していこうということですね。本校は、高学年があこがれの存在である学校を目指しており、今年度は高学年のこどもたちが行事や様々な活動において、テーマのように「やってみること、挑戦すること」を大切にしているそうです。その取組が「六砂ワンダーランド」であり、秋に行われる「スポーツフェスティバル」だそうです。そして、教職員もこどもたちのあこがれの存在になるために、生き生きと働き、挑戦する姿を見せていくことを大切にしているとのことでした。

 「六砂ワンダーランド」は、こどもたちが主体的に創り上げるこども祭りのような行事ですが、今年度は企画するこどもたちに次の4つの課題を与えたそうです。(1)SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」を考える。(2)全校児童や保護者、乳幼児も楽しめるようにする。(3)新型コロナウイルス感染症の予防をする。(4)障害のある方でもできるようにする。こどもたちは、それぞれにこの課題を考えながらゲームコーナ等の企画・運営に挑戦し、学びを深めたそうです。詳しくは、本校ホームページ学校日記「六砂ワンダーランド5.18持続可能な行事を目指して」をご覧ください。

 各クラスの授業も見せていただきました。どのクラスでも、こどもたちが主体的に取り組むこと、対話的な学習を取り入れること、そして校内研究のテーマでもあるどの子にも分かるユニバーサル化の視点を生かした授業作りを大切にしていることが分かりました。1時間の授業の流れを示したり、4つの学習過程<つかむ><考える><学び合う><まとめる>に沿って学習を展開したりすることで、こどもたちは見通しをもって安心して学習に取り組むことができます。

 3年生の算数の授業では、<学び合う>過程「友だちタイム」で自分の考えを友達に伝え合っていました。こどもたちは、この学習スタイルに慣れているようで、積極的に意見交流していました。1年生の国語の授業では、<学び合う>過程で、「すきなもの」についてグループ内で発表し合う場面でした。「わたしがすきなものは、がっこうです。どうしてかというと、がっこうにいって、べんきょうするのがたのしいからです。」こんな素敵な発表をしている子もいました。校内研究の成果ですね。

 1年生の子たちは、今の高学年の姿に憧れて、自分たちが6年生になった時には様々なことに挑戦し、低学年から憧れられる存在になっていることでしょう。期待しています!

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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