更新日:2022年9月16日
ページ番号:27996
江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
「自分たちの未来のまちのすがたを考えよう」 ~地下鉄8号線出前授業~
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▲枝川小の朝は、元気な挨拶の声で溢れています |
▲地下鉄8号線延伸の歩みを学ぶ5年生児童 |
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▲「駅はここにできるんです!」「おーっ!」 |
▲一人一台端末を使って班の考えを整理 |
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▲「枝川には、年間300万人の観光客が…」 |
▲「未来の枝川は、ホテルの街と名付けられ…」 |
枝川小学校を訪問しました。加藤校長先生から、ぜひ児童の登校の様子から見に来てほしいと話があり、早朝から伺いました。なるほど、これはすごい!枝川小の正門は児童の元気な挨拶の声で溢れています。その挨拶をリードしているのが6年生なのですが、中には自主的に毎日挨拶当番をしている子もいるそうです。ほとんどの子が大きな声で挨拶をしていく中、先生方の前でしっかりと止まって目を見て挨拶をする子、会釈を上手にすることができる子等、各々がしっかりと挨拶をしています。私の前に来た子が、「本多先生、おはようございます」と挨拶した時にはびっくりしました。名札を見たのだと思いますが、なかなかできることではないですよね。本校のみんなの素敵な挨拶、そしてたくさんの笑顔を見て、やらされているわけでなく、進んで取り組んでいるということがよく分かりました。とても幸せな気持ちになる一日のスタートでした。
今日、本校では、地下鉄8号線の新駅、「(仮称)枝川駅」が学校の近くにできるということから、児童にも地下鉄8号線について知ってもらい、まちづくりについて考えてもらおうという出前授業がありました。この授業は、近くに「(仮称)千石駅」ができる川南小、扇橋小でも行われています。授業は5年生の全クラスで行われ、1時間目は江東区の地下鉄8号線事業推進課の職員が、8号線延伸決定までの歩みや事業の概要等について説明を中心に行い、2時間目は「自分たちの未来の町のすがたを考えよう」と題して、児童がグループで話し合って、地下鉄が開通した未来の枝川の町について考えるという授業でした。
区の職員の話を聞く児童の表情は真剣そのもので、目が輝いていました。特に、開業予定駅の場所についての話では、一堂「お~っ!」と歓声が上がりました。また、開業の時期が、自分たちが社会人になる頃と知ると、「ちょうどいいね~」という喜びの声も…。(身内の話で恐縮ですが、職員のスライドや話もなかなか良かったです)
8号線延伸の概要を学んだ児童は、早速、一人一台端末のジャムボードというアプリを使って枝川にどんな施設があればいいか、枝川がどんな町になってほしいか、話し合いを始めました。ある班は、「観光と音楽の町 枝川」とテーマを決め、インターネットで沖縄の年間観光客数を調べ、それを基に枝川の年間観光客数を考えていました。その他には、「自然の聖地」、「新型ホテルの都」、「飛躍のまち」、「いい環境と食べ物のまち」等、様々な考えが発表されました。「公園や交番も欲しいよね」という声もあり、住みよいまちにしたい、さらによいまちになってほしいという思いや願いに溢れた素敵な授業でした。
本校の周りには、枝川2・3丁目町会の皆さんが用意されたのぼり旗「のばそう有楽町線!つくろう新駅!」が、いくつも立てられていました。のぼり旗には、「Our Earnest Wish」とも書かれていました。地域の皆さんの熱い思い、本気の願いが実現できたこと、本当によかったなと思います。実は、今日の地下鉄8号線の出前授業にも地域の方々が参観に来られていました。加藤校長先生が学校経営で大切にされている、「地域と共にある学校づくり」がまさに形になってきているなと実感しました。これからも本校が地域と共にますます発展していくことを願っています。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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