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教育委員会

更新日:2022年11月5日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

「山桜」~苦難に負けない、笑顔あふれる本校の証~ 周年記念式典⑤

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▲祝いの言葉で披露された「かがやけ川南」

▲復興70周年記念の山桜のモニュメント

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▲「チェリリン」とバースデーケーキ

▲本校伝統の6年生による鼓笛演奏

 川南小学校の周年記念式典が行われました。本校は今年度、草創140周年・創立100周年・復興70周年を迎えました。この特別な表現は、本校が明治16年、川南小学として開校以来、2度に渡る廃校と再建を経験してきたことによります。その間、関東大震災、東京大空襲による校舎焼失という苦難もありましたが、その都度、地域や本校に縁のある方々の熱い思いやお力添えを得て再建を果たし、今日の川南小学校を創り上げることができました。常に地域や保護者の皆様、そして歴代の校長先生をはじめ教職員の皆様がこどもたちのためを思って尽力されてきた賜物であります。

 大塚校長先生は、式辞では「川南小の底力」という言葉を、また記念誌では「川南愛」という言葉を使われています。これまで多くの苦難を乗り越えてきた本校、そして本校を創り、支えてこられた先人や地域の皆様、学校で輝いてきたこどもたちにぴったりの言葉であり、最大の賛辞だなと感じました。

 本校の周年記念式典は5・6年生が参加し、午後に行われました。午前中は全校児童が参加して、「復興70周年記念集会」が行われ、バルーンリリースもあったそうです。集会は計画委員会の児童が主体的に考え、クイズやみんなで作ったバースデーケーキの披露や歌等、盛りだくさんで楽しいものだったと伺いました。大塚校長先生は、式辞の中で、バルーンリリースの挨拶をした5年生の児童の言葉があまりに素敵だったので、会場にいる本人に了解を得て紹介してくださいました。「ここにいる僕たちは、川南小学校復興70周年、この記念すべき年を在学中に迎えることのできた、とても幸運な児童です。同時に、これまでの川南の歴史を、しっかり守り、そして次の世代へつなげていく責任があると僕は思います。普段、当たり前だと思っているこの学びの環境は、たくさんの地域の人々に支えられて今日まで継続しているのです。『かがやけ川南』この言葉が僕は大好きです。この一言にすべてが集約されているとおもいます。感謝の気持ちと、これからもかがやき続ける川南小の未来をこのバルーンに乗せて大空に飛ばしましょう」この周年を機に様々なことを学び、感じることができたのでしょう、素晴らしいですね。大塚校長先生は、式典会場にいる5・6年生にまるで授業をしているように、式辞を述べられていました。会場の児童がうなずきながら聞き入っている姿がとても印象的でした。

 改めて、川南小学校草創140周年・創立100周年・復興70周年おめでとうございます。祝う会実行委員会、PTA、地域学校協働本部、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。今回、会場には地域の皆様のご尽力・ご支援の下、一人一人のこどもたちが携わって作成したモニュメントとこどもたちが考えた復興70周年イメージキャラクター「チェリリン」が飾られてありました。どちらも山桜がモチーフとなっています。山桜は、本校の校歌にも、50周年記念で作成された川南小愛唱歌「かがやけ川南」にも歌詞の中に登場し、校章にも使われています。学校の桜と言えば、多くがソメイヨシノです。しかし、古来より桜と言えば、詩歌や俳句の世界でも山桜です。校歌では「朝日ににおう山桜」、川南小愛唱歌「かがやけ川南」では「あおい空に山桜」と歌われています。実は、山桜の花言葉は、「あなたに微笑む」なのです。どんな苦難にも負けずに復興を遂げてきた本校、笑顔があふれる本校には、やっぱり山桜が似合います。本校の歴史は決して絶えることなく、ますます未来に向けて発展していくことでしょう。

 江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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