更新日:2022年5月2日
ページ番号:26155
江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
図書館に行って、絵本を借りよう!~5歳、初夏の小冒険~
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▲出発前の安全確認もバッチリです! |
▲「素敵なおもてなし」図書館の皆さんありがとう! |
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▲自動貸出機だって、ちゃんと使えます! |
▲自然環境の宝庫!オタマジャクシもたくさん! |
第三大島幼稚園を訪問しました。今日は、年長組5歳児の子たちが、東大島図書館を訪問するということで、ご一緒させてもらいました。園庭には、大きな鯉のぼりが空を泳いでいます。よく見ると、カラフルな幼児の手作り鯉のぼりも元気に泳いでいました。
年長組の子たちは、この4月から「ぼくたちは、年長なんだ!」、「年長さんだもん、頑張らなくっちゃ!」という気持ちをもって生活しています。そんな幼児の成長の姿は、貞方園長先生が日々更新されているホームページの園長室だよりから、幼児や先生方の思いとともに伝わってきます。本日の図書館訪問に向けても、園で行った図書館ごっこや絵本を読む活動、日々の園での生活がつながっていることが分かります。
さあ、みんなで図書館に出発です。東大島図書館は本園の近くにありますが、途中で番所橋通りと新大橋通りの交差点も渡ります。出発の前に、これまで学んできた交通ルールをみんなで確認します。さすが、年長さんです、気を付けることをちゃんと言うことができました。幼児と一緒に歩くと、改めてその視線の低さを感じます。みんな横断歩道では、しっかりと手を挙げて渡ります。今日は、大人が一緒にいるので、自動車や自転車の方々の視界には入りやすくなりますが、いつでも手を挙げて横断歩道を渡ることは、特に小さなこどもたちにとっては、とても大切なことです。
東大島図書館では、2グループに分かれて、順番に2つのことに挑戦します。1つは、お話会に参加すること、もう1つは、自分で選んだ本を自分で自動貸出機を使って借りることです。実は、年長さんは交通ルールだけでなく、図書館はどんなところで、図書館の中ではどのように過ごさなければいけないかも学んできました。図書館に入るなり、2グループに分かれて、話をしないどころかまるで忍者のようにその存在すら消しているのではと思う程静かに目的の場所まで移動していました。驚きました。あっぱれです。
お話会では、幼児はボランティアさんの冒頭の手遊びから手袋を使ったお話、紙芝居とお話ワールドに引き込まれていました。絵本を選ぶのは園でもやっていますが、図書館の蔵書数は比べ物になりませんので、どれにしようか迷っている子もいました。自動貸出機を使って借りるのは、大人でも緊張しますが、貸出カードをかざして本を読み取らせてと、みんなしっかりと借りることができました。これからは、お家の方と一緒に図書館に行って、たくさんの本と出会ってくださいね。
江東区教育委員会では、今年度より「第三次江東区こども読書活動推進計画」に基づく取組を展開しています。乳幼児に対しては、「本に親しみ、想像力や心の豊かさを育む」ことを目指し、「保護者に働きかけ、家庭での本との触れ合いを支援します」、「様々な本に触れ、本に対する興味を喚起します」、「各施設で読み聞かせ等が実施できる体制を構築します」、と推進指針を示しています。今回の図書館訪問もこの計画に基づいた取組です。
また、江東区立図書館ではサービス計画を策定し、各館で様々な事業・イベントも行っています。今日、訪問した東大島図書館では、「ママ・パパの心に残っている絵本・児童本」と題して、思い出の本の題名を応募箱に入れていただき、そのメッセージとともに実際に本を紹介するイベントを行っています。ぜひ、ご参加ください。ちなみに、私が心に残っている絵本は、小さい頃にいただいた絵本「きかんしゃやえもん」と「かにむかし」、そして「ひとまねこざる」です。
本園は、園内の自然環境も充実しています。「すいすい池」に野草園、こどもたちが作った「バッタの王国」に、もみじ幼稚園からお引越ししてきたブドウの木もあります。先生方は、幼児の興味関心をうまく高めて主体的な活動につなげています。保育室には自然に関する絵本がそっと並べてありました。次は、昆虫の話をしようね。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
(注釈)江東区立幼稚園は、インスタグラムでも情報発信しています。ぜひご覧ください。
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