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教育委員会

更新日:2022年10月6日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

なぜ、ボッチャに取り組むのか?

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▲どのクラスが初代チャンピオンになるのか?

▲さあ、試合開始!(5年生vs3年生)

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▲手に汗握る熱戦!(4年生vs3年生)

▲「ビッタビタ!」みんな上手です

 有明西学園を訪問しました。3か月振りの訪問となりましたが、行く度に、こどもたちの成長に驚かされます。最高学年、9年生の多くの生徒たちは、5年生の時から知っていますので、立派になった姿、言動には感動すら覚えます。こどもたちの成長を9年間という長いスパンで支え、見届けていくことができるのは、一貫教育をしている義務教育学校のよさであり、醍醐味です。有明西学園は全校で取り組む教育活動も多く、こどもたちの交流も日常的に行われています。今回訪問したのも、全校でボッチャ大会を行っているという話を聞いたからでもあります。

 江東区では、全校でボッチャに取り組んできました。東京都教育委員会のボッチャ推進地域にも指定されました。そして有明西学園は、開校当初から特色としてボッチャに取り組み、ボッチャ応援校にも指定されました。ボッチャ日本代表「火ノ玉JAPAN」も何度も本校を訪れていて、杉村選手や廣瀬選手、「ビッタビタ」解説で有名になった日本ボッチャ協会の新井さんや村上監督は、Ari-nishi Familyです。

 江東区がボッチャに熱心に取り組んできたのには、理由があります。大きな理由の一つは、江東区の有明体操競技場が東京2020パラリンピック競技大会のボッチャの会場になったことです。しかし、最大の理由は、ボッチャが競技として優れており、素晴らしいスポーツだからです。ボッチャは、実際に選手たちの戦いを見るとその技術の高さや奥深さに驚かされますが、初心者であっても、年齢や性別、障害の有無も関係なく、みんなが取り組め、楽しむことができる究極のバリアフリースポーツなのです。江東区の全てのこどもたちが取り組むことができ、そして新たに開校する義務教育学校の有明西学園にとって最適なスポーツこそが、ボッチャであると考え、取組を推進してきました。

 有明西学園は、廊下やオープンスペース等、至る所にボッチャコートを作り、1年生から9年生で構成する縦割りの「スマイル班」や学年等で、開校当時からボッチャに取り組み、様々な大会にも出場してきました。今回の校内ボッチャ大会は、開校5周年の記念大会で、クラス対抗で行っているそうです。今日は、20分休みに5年D組vs3年F組、3年C組vs4年D組の2試合が行われました。学年関係なくガチンコ勝負ができるのもボッチャならではです。トーナメント表を見ると、1年生と7年生の試合や、8年生と3年生の勝者が1年生と試合をするというような対戦もありました。今日の試合も真剣そのもので、どのチームも一投一投に集中し、ナイスショットに歓声が上がっていました。3年生と4年生の試合は延長戦となり、最後は代表選手によるワンショットでの勝負でした。結果、3年生の勝利となり、4年生は涙、涙でした。有明西学園の校訓「力いっぱい~Do my best!~」がここにもありました。全力で練習し、戦い、応援したみんなに拍手です。

 福田校長先生に話を伺うと、「有明西学園の今年度のテーマは『つなぐ』です。これまでコロナ禍でなかなかできないこともありましたが、5周年を一つの区切りとして、様々な『つなぐ』ことに挑戦してきました。ボッチャ大会もその1つです」と話してくださいました。教育目標の具現化としての9年生の長崎への修学旅行、木育を中心とした5年生の檜原村への自然体験学習や8年生の長野での植樹活動等の学びや人々をつなぐ取組、校内での行事や縦割り班等のこどもたちの心をつなぐ取組、地域や企業、保護者等と教育をつなぐ授業や地域学校協働本部の取組等、様々な「つなぐ」ことが実現できたようです。

 今年度のテーマには、「未来を見据えて」というサブテーマがついています。こどもたちの、そして有明西学園の未来を見据えた、皆さんのさらなる挑戦、さらなる成長が楽しみです。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

お問い合わせ

教育委員会事務局 庶務課 教育政策調整係 窓口:区役所6階1番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-8542

ファックス:03-5690-6911

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