障害のある人もない人も知ることから始めよう!第5回
発達障害3. 注意欠如・多動症(ADHD)
注意欠如・多動症(ADHD)は発達障害の一種で、行動や感情のコントロールが難しい傾向があります。
どんな特性があるの?
- 多動性
じっとしていることが苦手で、授業中に教室の中を歩き回ってしまう人もいます。
- 衝動性
感情や欲求のコントロールが難しく、ついカッとなって手が出てしまったり、衝動的にルールを破ってしまったりすることがあります。
- 不注意
忘れ物が多い、すぐに気が散る、整理整頓ができない、話を最後まで聞いていられないなど、注意力をうまくコントロールできない面があります。
特性の現れ方や強さは一人ひとり異なります。どれか一つが目立つことも複数の特性がみられることもあります。
発達障害はしつけや育て方のせいではありません
ADHDの人はじっとしていられないことや、怠けているように見えることなどから、しつけが悪い、育て方に問題があるなどと誤解されてしまうことがあります。
しかし、発達障害は生まれつきの脳の機能障害であり、しつけや育て方によって発達障害にはならないのです。
大人のADHD
こどもの頃はそそっかしいと思われる程度だった子が、大人になってからADHDと判明するケースもあります。次のような例が多くみられると言われています。
- 過集中により一つのことに没頭しすぎて、本来すべきことを後回しにしてしまう
- 優先順位付けや計画が苦手
- ケアレスミスが多い
段取りなどを見える形で明確にして、こまめに
発達障害への理解を
周囲から発達障害であることを理解されず、厳しい非難や叱責ばかり受けて育つと、うつなどの二次障害を引き起こす可能性があります。
本人や家族、身近にいる方が障害の特性を理解し、支援を求めたり手を差し伸べられたりできるといいですね。
【問合先】障害者施策課施策推進係☎3647-4749、℻3699-0329
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