障害理解と障害者とのコミュニケーション1
視覚障害者
視覚障害の種類
視覚障害とは、視力や視野に支障をきたす障害で、次の4つに大別されます。
- 視力障害:まったく目が見えない場合(全盲)、拡大鏡などの視覚補助具を活用すれば見える場合(弱視)に大きく分けられます。
- 視野障害:筒をのぞいているように中心部分のみが見える場合、周囲はぼんやり見えるが中心が見えない場合があります。
- 色覚障害:色の全部または一部が識別できません。
- 光覚障害:光覚は光を感じ、その光の強さを判別する機能です。急に明るくなったり、暗くなったりした場合にうまく見えない状態になることを光覚障害といいます。
コミュニケーションにおける留意点
ここからは、視覚障害のある方とのコミュニケーションにおける留意点を紹介します。コミュニケーションを行う際の参考にしてみてください。
- 白杖を使用している人や盲導犬を使用している人に対し、白杖を預かったり、盲導犬の頭をなでるなどの行為は行わないでください。
- 白杖を体の前に高く掲げたまま立っていたら、助けを求めています。声をかけてください。
- 支援をする際は、本人のそばへ行き、前から声をかけてください。いきなり体に触れてはいけません。
- 口頭で説明する際には、「それ」「あれ」「こちら」などの指示代名詞は使用せず、方向を示す際は、本人の正面を12時とみなして、時計の文字盤で示すとわかりやすいです。
視覚障害にはさまざまな種類があるため、外見から視覚障害者とわかりにくい方も多く、必要な支援も人によってさまざまです。みなさんの周りで支援を求めている方を見かけたら、この留意点を参考に、コミュニケーションをとってみましょう。
【問合先】障害者施策課施策推進係☎3647-4749、℻3699-0329
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