小学校中学年期のこどもたち6
高学年期に向けて
年度末になりました。こどもも親も、どんな中学年期でしたでしょうか?この1年で、困ったな、手強いなと感じたことも増えたかもしれません。でも同じくらい頼もしくグンと成長した姿も見られているのではないでしょうか。
高学年期に入ると、いよいよ本格的に思春期の入り口になってきます。高学年期に向けて、こどもの特徴や親の心構えなどを紹介します。
高学年期のこどもたちの特徴
- 身体の急激な変化
第二次性徴が始まり身体が急激に変化します。その変化にこどもの心がついていけず、戸惑ったり不安になったりします。ホルモンバランスが崩れやすくなるため、ささいなことで急に怒ったり、イライラしたりして家族に八つ当たりすることも多くなります。
- 親への「自立と依存」の両面感情
親に心理的に依存している状態から、自立に向けて一歩踏み出します。口数が減り、そっけない返事ばかり返ってくるかと思えば、まとわりついて話を聞いてほしがったりします。自分の世界について、親からの口出しに反発したり、秘密も持つようになります。親よりも友達を優先したくなってくるでしょう。
思春期の入り口で気をつけること
- 根掘り葉掘り聞かないでそっとしておく
自分で解決しようとすることも大切な自立への一歩です。いつもと明らかに様子が違うということでなければ、基本的に見守ってあげましょう。
- こどもが話したそうなら受けとめて聞く
まだ甘えたいこともある時期です。話を聞くときは、アドバイスよりも聞くことに徹したほうがよいこともあります。
- 気分のムラがあることを知っておく
昨日と今日で言っていることや機嫌が全く違うこともあります。できるだけおおらかに受け流しましょう。
親も子も初めての経験をしています。扱いづらいと感じるのは、こどもが健康的に成長し、「不安定な自分を安心して出せる相手」と思われているからかもしれません。試行錯誤しながら、こどもとの時間をこっそり楽しみつつ、温かく見守ってあげてください。
【問合先】地域教育課社会教育担当☎3647-9676、℻3647-9274
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