山東京伝誕生の地
山東京伝(さんとうきょうでん)は江戸時代後期の戯作者で、宝暦11年(1761)深川木場の質屋の長男として生まれ、文化13年(1816)9月7日、56歳で没した。本名岩瀬醒(いわせさむる)、通称京屋伝蔵といい、浮世絵もよくし、画号を北尾政演(きたおまさのぶ)といった。安永2年(1773)13歳の時に、父とともに京橋へ転居し、京橋に住む伝蔵を略して京伝と称した。最初の作品は18歳の時に出版した黄表紙『開帳利益札遊合』(かいちょうりやくのめぐりあい)であり、その後、狂歌、洒落本へと領域を広げた。天明2年(1782)に発表した『御存商売物』(ごぞんじのしょうばいもの)が太田南畝(おおたなんぽ)(蜀山人・しょくさんじん)に認められ、作家として一躍有名になった。代表作に『江戸生艶気樺焼』(えどうまれうわきのかばやき)『古契三娼』(こけいのさんしょう)などがある。江戸町人の粋と通を描き、滑稽と諷刺が歓迎された。弟に戯作者の山東京山(さんとうきょうざん)、弟子に平野で生まれた曲亭馬琴(きょくていばきん)がいる。
郵便番号 | 135-0042 |
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住所 | 木場4・5付近 |
地区 | 深川 |
所在地(所有者) | * |
登録年月日 | 1982年4月10日 |
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