福王家歴代墓
福王家(ふくおうけ)は能楽脇方福王流の家元です。
初代盛忠(1521~1606)は遅斎とも号して観世座脇方の7代で、但馬守を名乗り、福王流を創設しました。その後14代盛哲まで観世座の脇方を務めています。5代盛親は観世9代目黒雪の甥で、福王家5代をつぎ、京都に隠棲して、名を服部宗巴(そうは)と改め、素謡(すうたい・囃子も舞もなく、謡曲だけを正座して謡うこと)を専門に教授しました。いわゆる京観世という観世素謡を流行させたことで有名です。また9代盛勝(1716~85)は、画号を雪岑(せっしん)、別号を白鳳軒と称し、英一蝶(はなぶさいっちょう)の高弟、さらに土佐派をきわめて、能および狂言の図を巧みに描いたと伝わります。
郵便番号 | 135-0023 |
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住所 | 平野2-4-25 |
地区 | 深川 |
所在地(所有者) | 浄心寺 |
登録年月日 | 1987年3月26日 |
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