草屋の渡し跡
草屋の渡しは、明治17年(1884)、南葛飾郡又兵衛新田(東砂)の斎藤豊次郎により始められた渡し場で、又兵衛新田19番地(東砂2-13)と小名木村33番地(大島8-38)のあいだの小名木川を渡していた。草屋とは斎藤家の屋号で、幕末から耕作に使用していた渡船を営業用としたものであった。渡し場は又兵衛新田側、小名木村側ともに約2間(3.6メートル)四方の木製船台を設置したもので、渡賃は一人一厘五毛、牛馬一頭一銭であった。
当時、小名木川には万年橋・高橋・新高橋しか架設されておらず、渡船は生活に欠かすことのできないものであった。小名木川にはその後、次々と橋が架けられていったが、草屋の渡しは昭和10年代まで営業を続けていた。
郵便番号 | 136-0074 |
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住所 | 東砂2-13~大島8-39 |
地区 | 城東 |
所在地(所有者) | * |
登録年月日 | 1984年3月26日 |
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