瓢池園陶磁器工場跡
明治以降、日本へ新しい上絵具(うわえのぐ)や顔料(がんりょう)等が伝わり絵付(えつけ)の技術が向上し、陶磁器に精緻(せいち)な表現が可能となりました。これらの陶磁器は輸出用に製造され、深川にも工場がありました。
瓢池園(ひょうちえん)は、明治6年(1873)に深川森下町110番地(森下3-5)に設立された陶磁器の絵付工場です。瀬戸や有田等の産地から素地(きじ)を買い入れ、絵付を施し、焼成しました。工場は二度の移転(森下4-24・25、墨田区菊川1-6)を経て、明治29(1896)年には買収した旭焼製造場の土地(森下3-13)へ移りました。明治32年(1899)に絵付部門、同36年(1903)に美術工芸部門を愛知県名古屋市に移し、絵付部門は明治42年(1909)に森村組(名古屋市)が設立した日本陶器合名会社に統合されました。
郵便番号 | 135-0004 |
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住所 | 森下3-5、3-13、4-24・25 |
地区 | 深川 |
所在地(所有者) | |
登録年月日 |
1986年3月26日 |
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