加舎白雄(かやしらお)誕生の地
加舎白雄(1738~91)は江戸中期の俳人です。
芭蕉以後、衰退期にあった俳諧を再び隆盛させ、その功績から後世において俳諧中興の祖と評価されています。本名は吉春、号は昨烏、白尾坊、露柱庵、鴫立庵、春秋庵など。元文3年8月25日に上田藩松平家の深川抱屋敷にて、藩士加舎吉享の子として生まれました。
白井烏明に俳諧を学び、後に烏明の師白井鳥酔に師事し、影響を受けます。『加佐里那止』、『文車』の著書をもとに諸国をまわり俳諧を説き、日本橋に春秋庵を構えて後進の指導にあたりました。門人は4千人を数え、俳人として名を知られた者だけでも200人以上いました。
作風は私意や技巧を捨象して、平明自然を主張し、繊細な感覚と清明な作品を数多く生みだしました。寛政3年に春秋庵で没し、南品川海晏寺に葬られました。
住所 | 白河4-9、三好4-1~3付近 |
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地区 | 深川 |
所在地(所有者) | * |
登録年月日 | 2007年10月26日 |
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