大慈大悲地蔵菩薩碑(残欠)
大慈大悲地蔵菩薩碑(残欠)は、大正12年(1923)に発生した関東大震災における死者を供養する目的で大正14年(1925)に「材木取扱組合」と「大和組(やまとぐみ)」によって建立された供養碑の残欠です。
もとは、現存する同じ名称の碑の基礎上部・下部、蓮台(れんだい)を構成していた部材でしたが、令和4年(2022)に老朽化に伴って、碑の修復(新調)が行われた際に同碑の傍(かたわ)らに安置されました。
基礎上部は、4面に刻銘が施され、正面に「地蔵菩薩 大慈大悲」、背面に奉納日・奉納者・由緒が陰刻されています。そして、左右両面に震災による死者49名の姓名が陰刻されています。
基礎下部も4面に刻銘が施され、正面に「木場 材木取扱組」、背面と左右両面に施主43名が陰刻されています。
この碑を奉納した「材木取扱組合」は木場の川並によって構成された組合です。材木問屋の組合と、木場内での材木の運搬や検品管理について、賃金の協定を結んでいました。 同じく奉納者である「大和組」は深川区豊住町(現東陽6・7)に所在した会社で、材木の運搬・検品やこれらに従事する人員の派遣業務を行っていました。
大慈大悲地蔵菩薩碑(残欠)は、関東大震災に関わる供養塔であるとともに、江東区の特徴的な産業である木場の川並と地域の関わりを窺うことができる貴重な資料といえます。

| 郵便番号 | 135-0047 |
|---|---|
| 住所 | 富岡1-15-1 永代寺 |
| 地区 | 深川 |
| 所在地(所有者) | 永代寺 |
| 登録年月日 | 2026年5月12日 |
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