ガラス乾板 深川区史図版 113点
ガラス乾板 深川区史図版 113点
大正15年(1926)に刊行された『深川区史』に使用した絵図・地図・錦絵・写真等のガラス乾板です。縦16.3cm、横12.0cm、厚さ0.15cmで数点劣化しているものもありますが、全体として良好です。『深川区史』は大正10年の深川区議会で可決され、翌11年8月に編纂監修を早稲田大学の西村眞次、専任編纂員を神戸市史編纂に携わった和田清馬に委嘱してスタートしました。事業は順調に進み同12年に区内外から収集した1,075点の資料を周知すべく、6月23、24日に明治小学校にて展覧会を開き約3万人を集めました。しかし、これらの資料を調査している時に関東大震災によって全て焼失してしまいました。この大惨事により区史編纂は一旦中断しますが、編纂会の熱意により再開し、新資料を収集しました。本ガラス乾板はこの時のものです。本資料は『深川区史』の編纂過程をうかがえる唯一のもので資料的価値が高いものです。
住所 | 東陽4-11-28 |
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地区 | 深川 |
所在地(所有者) | 江東区 |
登録年月日 | 2006年10月27日/2011年3月28日区指定 |
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